Steam版『くにおくんの三国志だよ 全員集合!』レビューと評価・感想ーコントローラー操作の問題についても|Steam

ゲーム評価アクション, レビュー, 三国志

kunio sangokushi

「くにおくん」シリーズに「三国志」要素をプラスした2Dアクションゲーム『くにおくんの三国志だよ 全員集合!』。

アークシステムワークスによって、2022年7月20日にSteamで配信されました。ニンテンドースイッチ/PS4でもリリースされています。

ネタっぽさが強かったけど、こちらもリリースされてたのニャ。『信長の野望・新生』『Stray』と重なったのがちょっと厳しいのニャ。

歴史好きなゲーマーだと、『信長の野望・新生』とバッティングしそうですね。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。

それとSteam版は、プレイ開始時にキーボード操作設定になってしまう場合があるので、コントローラ操作にしたい場合の解決方法についても述べていきます。

 

どんなゲーム?

くにおくんの三国志だよ 全員集合!

本作はくにおくんのキャラクターが、「三国志」の時代に活躍するというコンセプトでつくられた作品です。

三国志とくにおくん好きなら、どのキャラクターがどの武将を担当しているかを楽しむことができるでしょう。

本作ではくにおくんが関羽、張飛がごだい、劉備はごうだになっています。

ライバルで相棒のリキは孫権です。

スケバンのみすずが呂布というのがちょっと面白いですね。

原作でも強かったニャ。

時代は黄巾の乱から赤壁の戦いまでの、全6章になっていますね。

くにおくんのアクションですが、パンチ・キック・投げがそれぞれ別のボタンに割り当てられており、育成要素で鍛えていくことができます。

SPゲージが貯まると必殺技を発動可能。

またSPを消費して強化状態になれる「熱血乱舞」も使えます。

あと「計略」があり、広範囲への攻撃が可能です。

基本的にはアクションRPG的な内容ですね。

正直なところ、見たまんまの内容で、敵を倒しながらマップを移動し、お金をためてショップで買い物をしたりとか、『ダウンタウン熱血物語』のシステムを受け継いだ形になっています。必殺技もお金で買って、セットする形です。

ぶっちゃけ『ダウンタウン熱血物語』の舞台を三国志にしたという形なので、『ダウンタウン熱血物語』が楽しめる人には楽しめる内容とは思います。

ただ新しさという面では弱く、「いつものくにおくん」という感じですね。

良くも悪くもいつもどおりの内容です。

 

コントローラーで操作できない問題について

ゲーム開始時にキーボードになってしまう場合があります。

コントローラーにしたい場合の回避策ですが、Steamクライアントのほうで「コントローラ設定」をオフにします。

以下は公式アナウンスの内容です。

Steamの「設定」より「コントローラ設定」の下記のチェックを「オフ」にして起動。

・PlayStation 設定サポート
・Xbox 設定サポート
・一般のゲームパッド設定サポート

SwitchPROコンを使用する場合
Steam側の「設定」より「コントローラ設定」の下記のチェックを【オン】にして起動する。

・Switch Proの設定をサポート

なんでこんな面倒なことになってるのニャ?

キーボード操作を下手に入れてしまったのが問題ですね。

ユーザーの多くはコントローラーでプレイするとは思いますので、下手な気遣いが裏目に出た感じです。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「やや好評(78%、47人中)」になっています。

ちょっと微妙なのニャ。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。

良かった点

・三国志もくにおくんも好きなので嬉しい!

・良くも悪くもくにおくんゲーム。

・遊びやすいアクションゲーム。

・レベルデザインがすばらしい。

悪かった点

・ゲームが単調過ぎる。

・今の時代にはクラシカルな内容。

・目新しさがない。

・内容に対して値段が高い。

ある意味「いつもどおり」なので、そのあたりに不満を覚えなければ楽しめるとは思います。

値段についての不満はけっこう見られますね。ちょっと高めの値段とは思います。

 

総評

本作は良くも悪くも「「三国志」を舞台にしたくにおくんゲーム」です。

古典的なベルトスクロールアクションRPGが楽しめる人には、本作は適した内容になっているとは思います。

ただ新しさを求める方には、不満点も多くなるでしょう。

なんにしろ、くにおくんと三国志が好きなら試してみるのがいいとは思います。