「The Hurricane of the Varstray(ヴァルシュトレイの狂颷)」レビューと感想・評価ー攻撃は最大の防御の弾幕シューティング
トラブルウィッチーズを作ったスタジオシエスタのおくる弾幕シューティング「The Hurricane of the Varstray(ヴァルシュトレイの狂颷)」(Steamリンク)。
この手の弾幕シューティングゲームとの大きなちがいは、ボムがないこと。
「じゃあ敵にかこまれたときにどうすんねん」という話ですが、敵を撃っていくと、画面右のバリオンレーザーメータ(緑色のバー)がたまっていき、最大になったときにバリオンレーザー発動ボタンをおせば、画面いっぱいにひろがるレーザーを撃つことができます。
さらにこのバリオンレーザーメータ、一定量たまるとバリアも張ってくれるので(被弾するとメータが減る)、敵をたおしつづけてバリオンレーザーメータをためているかぎり、自機が即死することはなくなります。
もう一つの面白いシステムとしては、グラバスターゲージの存在です。
バリオンレーザーで敵をたおすと某ゲイブシューティングみたいな星マークが大量に出てきて、これをあつめるとグラバスターゲージ(赤色のバー)がたまっていきます。
バリオンレーザーの使用時間がおわったのち、自機が一定時間無敵(時間はグラバスターゲージのたまった量に依存)になり、弾は撃てなくなりますが、体あたりで敵をたおしていくことができます。敵をたおせばたおすほど得点倍率があがっていって、最後には512倍にもなります。フィーバー状態というやつです。
ゲーム開始時には、パイロットを4人の海外受けしそうな(?)アニメ風美少女から1人えらびます。
ストーリーモードをクリアすればつかえるキャラも増えていきます。
ストーリーモードですと、ゲーム開始時にキャラクターどうしのかけあいがはいります。
前半のステージは初心者にもやさしいレベルの弾幕ですが、次第にきびしくなり、ステージ数も多いことから後半は弾をよけるのがかなりきつくなります。
ステージはぜんぶで12。
5ステージでおわるシューティングゲームが多い中、けっこうボリュームがあります。
総評ですが、バリオンレーザーメータをためることによって防御と攻撃をかねることができるため、攻めの姿勢でたたかえるシステムはなかなか爽快感があっていいです。
ただやはり12ステージは長すぎて集中力がもたず、スコアかせぎをするにはちょっと不向きかなという気もしました。
全体的には遊びやすく、爽快感のある弾幕シューティングがやりたい人にはおすすめです。