「アグリコラ:牧場の動物たち」レビューと感想ー牧場を経営する対戦型ボードゲーム

2020年1月27日ボードゲーム

牧場経営をする「アグリコラ」という有名ボードゲームがありますが、この「Agricola: All Creatures Big and Small」はアグリコラを2人対戦用にしたものです。
日本では「アグリコラ:牧場の動物たち」というタイトルでホビージャパンから発売されていますが、一部では「フタリコラ」とよばれているようです。

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Steam版はいちおう日本語チュートリアルもありますが、いつものごとくわかりづらいです。
じっさいに何度かプレイしながら、遊び方をおぼえていったほうがいいでしょう。

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ゲームの目的ですが、簡単にいえば「羊・豚・馬・牛」をいかに多く自分の牧場にあつめるかです。
牧場にじゅうぶんなスペースがないとこれらを飼うことができません。
まず牧場に囲いをつくるなりしてスペースを確保し、それから家畜を購入します。
家畜は2頭いるとつぎのターンで1頭増えます。牧場にスペースがないばあいは増えても廃棄されてしまいます。

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これが買い物画面。
1ラウンドでこの中から3か所とることができます。
ここで資材を得たり、家畜を得たりします。
対戦相手にさきにとられてしまわないように、ほしいものからとっていきましょう。

AIの思考についてですが、案外定石を抑えたうごきをしてきます。
難易度は「簡単・普通・難しい」の3段階。
「簡単」でも基本的なことがわかっていないと勝てないかと思います。

このゲームの肝は、やはり牧場の囲いをどんな形でつくっていくかです。
大きく囲って収容スペースを一気に拡大したりなど、ここは各自のセンスの見せどころ。
もとのアグリコラにくらべればルールもかんたんになっているので、友達がきたときにさっとプレイできる気楽さもあります。
アグリコラはルールの複雑さから挫折してしまうプレイヤーもいるので、まずこちらをプレイしてもらったほうがいいかと思います。