
『The Star Named EOS ~未明の軌跡へ~』はSilver Lining Studioが開発し、PLAYISMによって2024年にSteamでリリースされました。

雰囲気のよいアドベンチャーゲームなのニャ。
筆者も先日、カメラを片手にこの美しくも切ない世界をクリアまで一気に駆け抜けました。
最近「ボリューミーな大作ゲームを遊ぶ気力がなかなか湧かない……」と感じている方にこそ手に取ってほしい、本作の魅力を語っていきます。
まるで動く絵本。息をのむほど美しいグラフィックと心地よいBGM
本作の扉を開けてまず目を奪われるのが、アニメ調でどこか温かみのある絵本のようなグラフィックです。
緻密に描き込まれた背景は、どの画面を切り取っても一枚の絵画として成立するほどの美しさ。そこに寄り添う心地よいBGMが、プレイヤーを優しく物語へと没入させてくれます。ただ画面を眺め、音に耳を傾けているだけでも、日々の疲れがじわじわと癒やされていくのを感じます。

画面を見てるだけで、心が洗われるような美しさなのニャ。思わず画面の前でうっとりしちゃうのニャ。
カメラを手に謎を解く、王道のポイント&クリック
ゲームシステムは、画面内の気になるところを調べていく、王道のポイント&クリック型のアドベンチャーです。
本作ならではの面白い要素が「カメラ」の存在です。謎解きに必要な場面はもちろん、全く関係のない場所でも、ゲーム中に自分の好きなタイミングで自由にパシャパシャと写真を撮ることができます。
お気に入りの風景を見つけてはシャッターを切るという行為自体が、このゲームの持つノスタルジックな雰囲気をさらに引き立ててくれます。

旅先でカメラを持って散歩しているような、贅沢な体験なのニャ! センスのいい写真をたくさん撮って、コレクションしたくなるのニャ。
難易度は優しめ。時間さえかければ誰でも解ける良心設計
アドベンチャーゲームで気になるのが謎解きの難易度ですが、本作のパズルは非常にマイルドです。 意地悪なひっかけや、理不尽な思考を要求されることはありません。画面をよく観察し、じっくり時間をかけてロジックを組み立てていけば、初心者でも確実に自力で解ける絶妙なバランスに仕上がっています。
反射神経や複雑なテクニックも一切不要なので、筆者のように「お茶を飲みながら自分のペースで考えたい」というプレイヤーにはうってつけの設計です。
焦る必要はどこにもないのニャ。じっくり盤面と向き合っていれば、パズルがパチっとハマる瞬間が最高に気持ちいいのニャ!
2時間ちょっとの贅沢。現代人に必要な「サクッと遊べる」大満足感
クリアまでのプレイ時間は約2時間ちょっと。非常にコンパクトな作品だからこそ、途中でダレることなく、世界観の熱量を保ったまま一気に最後まで遊びきることができます。
最近は、クリアまでに何十時間もかかるオープンワールドや大作RPGが多く、プレイする前に「よし、やるぞ」と気力を振り絞らなければならないことも少なくありません。
そんな中、本作のように短時間でサクッとクリアでき、それでいて深い感動と満足感が残るゲームは、現代のゲーマーにとって本当に貴重な存在だと実感しました。

長いゲームをチマチマやるのもいいけど、映画を一本見るみたいに、休日の午後に一気に遊び倒すのが最高に贅沢な過ごし方なのニャ!
総評:忙しい日々に、美しい物語のビタミンを
総評として、絵本のような美術、心地よい音楽、そして優しくも心に響くストーリーが2時間にギュッと凝縮された、非の打ち所がない良作でした。
「最近ゲームを起動する元気が出ないな」という方にこそ、この美しい星の軌跡を辿る旅に出て、極上の癒やしを体験してみてほしいです。

2時間で心が満たされるなんて、コスパならぬ「タイパ」最強の癒やしゲームなのニャ!
