【EU4】DLC「Emperor」レビューと評価・感想ー「Content Pack」についても｜Europa Universalis IV

2020年6月10日Europa Universalis IVdlc

『Europa Universalis IV（EU4）』のDLC「Emperor」およびその「Content Pack」が、2020年6月9日にSteamで配信されました。今回は神聖ローマ帝国のプレイ強化に焦点が当てられています。前評判が高かったDLCですが、配信後も好評のようです。

今回は本DLCと「Content Pack」のざっくりとしたレビューと感想、評価についてお届けします。

 

DLCの概要

本DLCは神聖ローマ帝国のプレイ強化や、教皇や革命のシステム強化がおこなわれています。また本DLC専用の実績も追加されています。新実績については以下の記事を参照してください。

前回の拡張DLC「Golden Century」（2018年12月11日）からずいぶん時間が空いた、ひさしぶりの拡張DLCになります。本DLCの発表があったのは去年の3月ですね。

1010円の小型DLCですしね。筆者的にはそこまで悪くないとは思ったのですが……。ざっくりとした紹介は以下の記事を参照してください。本ブログ移転前の「マイナーな戦略ゲーム研究所」の記事です。

前回のことはここまでにしておいて、本DLCの話です。今回追加されたシステムをざっくりと説明していきます。

カトリックと教皇のシステム改善

教皇領には特別なミッションツリーがあり、こなすことでカトリック国家にボーナスが発生するものもあります。

また独自の資金プール（Curia Coffers）があり、カトリック国家からの毎月のお布施を貯めこむことができます。この資金を利用して教皇の勅書を出したり、公会議の招集をしたり、異端調査をしたり、枢機卿を決めたりといったことが可能です。

メタ的なことをいえば、改革に対する欲求を下げるという効果ですね。

勅書のほうですが、これは効果を選ぶことができます。開発コストの減少や十字軍、権威の増加率を上げたりなど、いろいろあります。

 

神聖ローマ帝国のシステム強化

神聖ローマ帝国ですが、改革におけるルートが分権化と集権化に分岐するようになりました。それぞれ5つの改革が用意され、独自のボーナスを持っています。

集権化は帝国の権威が上がりやすくなり、分権化は人的資源が増えやすくなりますね。集権化は最終的に帝国の統一が可能になります。

べつの皇帝が勝手に進めることになりますね。ただ自分がふたたび皇帝になったときに、1つだけ改革の取り消しをすることができます。

それからイベントも多数追加されています。ドイツ農民戦争などもありますね。

 

革命システムの強化

革命派の専用ユニット（The Revolutionary Guard）が登場します。アップグレードをすることで強化することが可能ですが、そのぶんコストもかかります。

またフランス革命においては、革命派を支持するかどうかの選択もできるようになりました。

これら以外にも、ミッションツリーの強化があったり、イベントが増えたりと、書ききれないレベルでかなり盛りだくさんです。

筆者的には過去最大のDLCではないかと思っています。

 

「Content Pack」について

本DLCと同時配信になっている「Content Pack」ですが、ゲーム中に兵士のモデルを追加するものです。追加されるのはサボイ、シチリア、スイス、ボスニア、ハンガリー、セルビア、ワラキア、ドイツ、イタリアとなっています。

またモデル以外にも、BGMが3つ追加されますね。

定価620円になります。

ゲームシステムとは直接関係のないものなので、欲しい人はどうぞといったところでしょう。

 

総評

今回のDLCですが、さすがに時間をかけただけあって、ボリュームのある仕上がりになっています。

Steamでの評価ですが、現在のところは「非常に好評（87％、110人）」になっていますね

「やっと値段に見合うだけのDLCがやってきた」

「これまでで最大にして最高のDLC」

と大変評価が高くなっています。

なんにしろ、十分な内容のあるDLCなので、定価で買っても損はないとは思います（個人的見解ですが）。ヨーロッパ国家でプレイする人は導入しておくといいでしょう。