EU4のアジア強化DLCで真の中華帝国をめざす(最終回)「明よ、永遠に」

2020年3月20日Europa Universalis IV

英宗(政治1/外交1/軍事1)ひきいる明による朝貢体制構築プレイ、ついに最終回。

未プレイの人にもわかりやすく解説。前回は以下のリンクから。


前回、足利幕府を軍事的に朝貢国にしたことで、周辺の朝貢国の版図が大きくなりました。
台湾、フィリピンへの入植もすすめ、いずれ独立させて朝貢国にします。
ほしいのは領土ではなく、朝貢国なのです。


つぎの朝貢国にしたいブルネイ(Brunei)。
海の向こうなので開戦理由がつくりづらいのが難点。

日本のようにこっちの交易中心地にちょっかいだしてくれれば、それを理由に開戦ができるのですが、ブルネイは南のマラッカ(Malacca)の貿易中心地を利用しているので、こちらとの接点はありません。
とりあえず友好度をあげて、外交的に朝貢国にできるかを模索します。


あと一歩で外交的に朝貢国にできそうなのがネパール(Nepal)。
現代においても、中国とインドのあいだの緩衝地帯になっていて、中国にとって重要な国です。

外交官をおくって友好度を限界まであげたのですが、朝貢国にするにはあと5必要。
ぎりぎりたりないので、またべつの機会に。

しかし考えてみればこの朝貢プレイ、まわりの朝貢国が緩衝地帯になっているので、明は戦争をふっかけられることもなく平和に暮らせるといった状態。
どこかの大国が朝貢国をうばいにきたら、また話はかわってきますが。


杭州の貿易中心地では、クメール(Khmer)の私掠船がうろついていました。

これはDLC「Wealth of nation」で追加された機能で、ようは各国家が貿易中心地に対して海賊行為をはたらくことができます。
普通に小型船をおくるのにくらべて、交易力1.5倍の効果があり、さらに商人をおくってお金を回収するときの40%の効果を得られます。
まあようするに、私掠船をおくったほうがもうかるということです。とうぜん、リスクもあります。
交易中心地に20%以上のシェアをもっている国は、海賊行為をはたらいた国に対して開戦理由を得られます。
日本に対して戦争をしかけられたのも、この開戦理由をつかったからです。ただクメールは朝貢国なので仲間あつかいになり、なにもできません。


前回完了した精霊信仰(Animist)との調和(Harmony)ですが、デメリットがありました。
その地域の文化を変更するには、その地域の宗教をさきに変更して国教にしなければなりません。
が、調和後は、調和した宗教を改宗することができません(ボタンがおせない)。
つまり文化をかえることもできない。
まあ、精霊信仰を国教あつかいしたことで、不穏度自体はさがっているのでよしとしましょう。

ここでついに英宗の崩御
あとつぎは英宗の弟、朱祁鈺(Qiyu Zhu)こと景泰帝
これまでありがとう、英宗政治1/外交1/軍事1


そしてあたらしい天子(皇帝)の景泰帝
政治1/外交1/軍事2
景泰帝はすでに54歳。
しかも跡継ぎなし
さらに「跡継ぎがあらわれる確率-25%」のスキルもち。
これは中華帝国おわったかもしれません。
このゲームで君主がいなくなったばあい、外交的にいろいろ制限がつけられてかなり不便なことになります。
それ以外にもいろいろデメリットがあるので、できれば景泰帝の存命中に跡継ぎがほしいところですが、むずかしいかもしれません。他国と婚姻関係をむすぶことで跡継ぎ登場の確率をあげることができ、現在すでに朝鮮・海西の2国とむすんでいます。
あとは祈るしかありません。
市場など建築物をいくつかつくったので、お金がだいぶ減りました。
そこで日本の貿易中心に私掠船をおくり、小銭稼ぎをします。
日本は現在明と休戦中なのでなにもできません。
splendor(栄華)ポイントが800たまりました。
なんかたまる速度が速くなっているような。
今回は「講和時に属国にするコストが半分」をとりました。
これは朝貢国にするばあいでも有効なのでしょうか。ためしてみないとわかりません。
アイデアをとることができるようになったのでなににしようかまよいましたが、領土拡大などはしないので、イノベーションをとることにしました。
技術コストをへらしたり、アドバイザーの登場を増やしたりなど地味な能力満載なのですが、いまの明にはちょうどいい能力です。


1489年、テルナテ島(Ternate)がぎりぎり可能性1で外交的に朝貢国可能。
いそいで外交官をおくって朝貢国にします。


Mandate(天命値)も100ちかくなったので、「海禁改革」をおこないます。
外交官+1、貿易効果+5%」とかなり強力な効果。


1491年、景泰帝がまさかの結婚と跡継ぎが登場
オリジナルキャラクタの「Nan Zhu」。
能力は「政治4/外交3/軍事5」となかなか優秀。
鳶が鷹を生んだようです。


1492年、ついに景泰帝も崩御
跡継ぎの「Nan Zhu」はまだ1歳なので政治はむり。
成人になるまで、その母の「Heying Meng」(政治4/外交3/軍事3)が政治をおこないます。
なんにしろ英宗兄弟よりはかなり優秀。


最終的な明の朝貢国分布。水色が朝貢国。
周辺国はだいたい朝貢国になったという感じでしょうか。
ブルネイは友好度をあげれば外交的に朝貢国化可能でした。

本シリーズですが、英宗・景泰帝の兄弟が崩御したので、ここでいったん終了といたします。

今回のプレイにおいて、新DLC「Mandate of Heaven

」の機能はひととおりつかえたかと思います。
中華帝国に力をいれたDLCらしく、明プレイにあたらしさをあたえてくれて楽しかったです。 


機会があればシーズン2などの形であたらしいシリーズにしようと思います。
ただ今後の明の君主はずっとオリジナルキャラクタになりそうなので、思い入れという面でプレイ継続がむずかしい気がします。
日本に追加された機能も見ていきたいので、つぎは日本プレイになるかもしれません。
EU4のアジア強化DLCで真の中華帝国をめざす(完)