EU4のアジア強化DLCで真の中華帝国をめざす(3)「平和的に朝貢国を増やしてみた」
Mandateは50を切ると生産力減少と戦争時の被ダメージ増加。
ゲーム開始時は60ありますが、毎月-0.06されます。
1年間で-0.72なのでたいしたことないともいえますが、こういうのは国家が健全なうちにはやく対処してしまったほうがいいです。
周辺国を朝貢させるには2つの方法があります。
1、外交的に朝貢をたのんでみる。
2、戦争に勝利して朝貢するよう強制。
2は外交的にむりな場合の最終手段。
まずは1の外交的手段で、朝貢可能な国をすべて朝貢国にします。
ここでつかうのが新コマンドの「Establish Tributary(朝貢国を設立する)」。
しかしどの国が可能でどの国が不可能か、いちいちさがすのはたいへん。
そこで今回の新DLCの「外交を便利にする機能」の出番。
外交情報の一覧で「Establish Tributary(朝貢国を設立する)」のところを見ると、18という数字があります。
18国が外交的に朝貢可能という意味。
戦争もせずにこれだけ多くの国を朝貢にできるのはおいしいです。
クリックすれば国の一覧があらわれます。
国名の横の数字は可能性。0以上だったら可能。
時間とともに外交関係がかわって朝貢国にできないとこまるので、可能性の小さい国から外交官を送ります。
いちいちマップ上をクリックしないでいいのは楽なのですが、18国もあるとやはりけっこうな作業量。
とりあえず朝貢可能な周辺国を朝貢国にしました。
地図上の水色が朝貢国。
宿敵オイラト・モンゴルコンビは外交的に朝貢国にするのはむり。
戦争して強制させるしかありません。
明の北東にある海西(Haixi)と建州(Jianzhou)は外交的に朝貢国にできますが、可能性が高いのであとまわしにしていたら戦争をはじめてしまって外交官が送れない状態に。
戦争がおわるまで待つしかありません。
朝貢国が増えたことで、毎月のMandateの増加量がプラスに転じて+0.03。
これで多少安心。
お金はじゅうぶんなので、朝貢国には人的資源(兵士にできる人数)をおくってもらいます。
これで自国の予備兵を増やしつつ、周辺国の人的資源を多少削ぐことができます。
突如、チャガタイ・ハン国(Chagatai)がオイラト・モンゴルに戦争を吹っかけます。
これはおいしい展開。
せっかくなので明もオイラトに宣戦布告。
オイラトには土木の変のある1449年まで手をつけない予定でしたが、考えてみればそのころは明とオイラトは朝貢貿易をしていたので、朝貢関係にしておいたほうが歴史的にただしい(はず)です。
ちなみにこのゲームでは開戦理由(Casus Bellis、CB)なしの戦争をするとペナルティが発生し、国内の安定度がさがって反乱が起こりやすくなったり、周辺諸国との関係も悪化します。
理由なしで戦争するのは蛮族のすること。
そのため文明国は、戦争したい国にスパイをおくり(Build Spy Network)、
「その領土、歴史的にうちのだから」
とクレームの捏造(Fabricate Claim)をして大義名分を得たのちに戦争をしなければなりません。
スパイネットワークの構築とクレームの捏造には時間がかかりま
す。
他国が四苦八苦し時間をかけてクレームの捏造するいっぽうで明は、
「おまえは朝貢してない国だから」
というジャイアニズム満載の開戦理由を最初からもっています。
捏造などこざかしいまねは不要。
世界は中華帝国につくさなければなりません。
そういうわけで「おまえは朝貢していない国だから」という理由で宣戦布告後に侵攻開始。
マップ上の縞マークが占領地域。
敵はチャガタイ・ハン国との戦争に兵をおくってしまっているから背中はがら空き。
どんどん兵を北上させ、領土を占領していきます。
まさに孫子兵法の「たたかわずして勝つ」。
占領をすすめ、のこすはオイラトとモンゴルの首都だけ。
首都は城壁があるので時間がかかります。
敵はまだチャガタイ・ハン国とたたかいつづけているのか、まったく本国防衛に兵をまわしてきません。
探索していない地域はマップ上には表示されないので、どうなっているのかわかりません。
首都も占領。
さあ、講和の時間です。
戦争には戦勝点というものがあり、これが高ければ高いほど、いろいろな条件での講和が可能になります。最大値は100です。
一番重要な「朝貢国になれ」をまず講和条件に。
まだ戦勝点があまっているので、さらに明の領土の請求権を放棄させ、賠償金をむしれるだけむしって講和。
あくまで朝貢プレイなので、相手の領土はとりません。
ものごとは平和的に解決しましょう(中華思想的見解)。
外交関係のマップ。
水色が朝貢国。
モンゴルはオイラトの属国なので朝貢国にはできないようです。
海西(Haixi)と建州(Jianzhou)はまだ戦争をしていて外交官がおくれず、朝貢国にできません。
とりあえずすべての朝貢国との友好度をあげておきます。
今回の新機能である外交の自動化を利用し、「Own Subject Counrties(所属国)」に外交官を配置。
これで自国の属国や朝貢国に自動的に外交官をおくって、友好度をあげてくれます。
朝貢国が多いので、この機能はたすかります。
オイラトとは戦争したことで関係が最悪なので、手動で外交官をおくって関係改善をしておきます。
明は3人の外交官をもっており、いちどに3か国にしか送れません。
人数がかぎられているので、自動だといつオイラトの番になるのかわかりません。
ゲームスタート時から完全に貿易を放置していた(というか忘れていた)のでチェック。
このゲームでは、世界各地に貿易中心地があり、交易路でつながれています。
各国はどこかの貿易中心地を自国のメインの貿易中心地にして、そこからお金を回収しなくてはなりません。
明の貿易の中心地は北京(Beijing)。
回収できる金額は、その貿易中心地に対するその国の貿易力(Trade Power)で決まってきます。
貿易力の大きい国がたくさんもっていくという寸法です。
貿易力を手早く大きくする方法としては、貿易中心地に商人や護衛用の小型船(Light Ship)を送ること。
商人は自国のメインの貿易中心地以外でも、お金の回収をすることができます。
ただし金額にはかなりのペナルティがかかります。
そこで商人をつかって他の貿易中心地から自国の貿易中心地に向かってお金を流し、自国で一気に回収すれば、他の場所で回収するよりも多くの金額を得られます。
明には2人の商人がいるので、杭州(Hangzhou)と西安(Xian)の貿易中心地に配置し、そこから自国の貿易中心地である北京へお金を流せばいい。
杭州と西安の分は北京で回収するということです。
北京の貿易中心地の状況。
明のシェアが65%で
影響力1位。
貿易に関してはとくにいじることもないかと。
護衛用の小型船をどこか貿易力のすくない貿易中心地に送っておくぐらいでしょうか。
広東(Canton)あたりに送っておきましょう。
いつのまにか英宗が「外交評判-1」の新しいアビリティを獲得。
このゲームで外交評判-1はけっこう影響が大きいです。
あと1つアビリティをのこしているけど、どうせろくな能力じゃなさそう。
とりあえず第3回はここまで。
海西(Haixi)と建州(Jianzhou)は戦争がおわらないので、朝貢国にするのは次回以降。