『ハート・オブ・ザ・マシーン』レビュー・評価・感想ーサイバーパンク戦略RPG|Heart of the Machine

ゲーム評価シミュレーション

HotM

サーバーパンクの世界を舞台にした戦略RPG『ハート・オブ・ザ・マシーン(Heart of the Machine)』。

SFストラテジーゲーム『AI WAR』で知られるArcen Gamesが開発し、Hooded Horseによって、2025年1月31日にSteamで配信されました。

『AI WAR』のところの開発なのニャ。ぱっと見、何をやるゲームなのかよくわからんのニャ。

『AI WAR』だとプレイヤーがAIと戦う内容ですが、本作は逆にプレイヤーがAIになって好き勝手するという内容になっています。

立場が逆になったのニャ。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。

 

どんなゲーム?

Heart of the Machine

本作は「人間vsAI」だった『AI WAR』とは逆で、プレイヤーは違法研究所で生み出されたAIとなって、監視カメラ、ドローン、ネットワーク、アンドロイド、巨大メカなど、都市のあらゆるテクノロジーを乗っ取っていき、自分の影響力を広げていきます。

なんか斬新な内容なのニャ。

これまでにない感じのゲームなので、ジャンルの定義づけが難しいですね。そのためどういうゲームなのかをひとことで説明するのも難しいところがあります。

ゲーム自体はターン制のストラテジーで、ストアページでは4Xストラテジーと説明されています。確かに最初は小さい存在であるAI(プレイヤー)が、どんどんいろいろなものを乗っ取って影響力を拡大していったり、自分自身をバージョンアップしていく作業は、4Xストラテジーのような展開といえなくもありません。

ゲームの目的ですが、これも自分で自由に決めることができます。街の人々にとって良い行動をするも、悪役に徹するも自由なオープンワールド的内容。最終的には政治や軍事へと介入することもできるようになります。

面白そうだけど複雑そうなのニャ。

ゲーム展開がテーブルトークRPGっぽさもありますね。『AI WAR』と同様、刺さる人にはかなり刺さるという、Arcen Gamesらしい尖った内容になっています。

人を選ぶゲームだけど、好きな人には好きな尖った内容なのニャ。

こういうゲームはどんどん増えてほしいですね。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(92%、698人中)」になっています。

尖っているゲームだけど評価高いのニャ。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。

良かった点

・プレイヤーがAIとなり、ばれないように影響力を広げていくという発想が面白い。

人類との共存を目指すもよし、支配するもよしと、自由度が高い内容になっている。

・都市が生きているかのように緻密につくられている。

・リプレイ性が高く、次回は違ったプレイを楽しめる。

悪かった点

・斬新なゲームということもあって、UIが複雑でとっつきにくい。

・情報量が多いうえに、どのビルになにがあるかや自分の影響力がぱっとわからない。

・自由度が高い分、どこから手をつけていいのかがわかりづらい。

・基本的にゲームが地味。最初の数時間は大きな展開がないので、そういうのが苦手な人には合わないかも。

ゲーム自体が斬新なこともあり、なにをやっていいのかわからないというのはありますね。

 

総評

ゲーム自体は自由度が高く、かなり将来を感じさせてくれる内容です。

これまでAIが敵というゲームは多かったのですが、プレイヤー自身がAIとなって人間社会にどう介入し、どう共存あるいは支配するかを模索するという発想はとてもユニークです。

これまでに無いタイプのゲームニャ。

しかも、AI(プレイヤー)は感情のない装置ではなく、記憶や目的、そして「自分はなぜ存在しているのか?」という哲学的な問いを内包しています。プレイヤーはただ都市を征服するのではなく、このAIに“心”が芽生えていく過程(『ハート・オブ・ザ・マシーン』)そのものをプレイしているような感覚になるでしょう。

タイトル消化なのニャ。

人間社会の観察と分析、介入のタイミング、そして信頼を得るための微細な行動。時には敵に回り、時には協力者を装い、誰も知らないうちに都市全体がAIの掌の上にあるような状態を目指すのは、他のどんなストラテジーゲームでも味わえないスリルです。

今後、アップデートやローカライズが進めば、このゲームは『AI WAR』以降の「AIゲームの金字塔」になる可能性があると思います。今後の展開に期待しましょう。