「Talisman: The Horus Heresy」レビューと感想・評価:宇宙を舞台にしたボードゲーム

2020年6月4日ボードゲーム評価

Talisman」という有名なファンタジーボードゲームがあります(紹介記事)。
この「Talisman: The Horus Heresy」はWarhammer 40KをモチーフにしたTalismanで、舞台は宇宙になっています。
ただたんにTalismanのコマをWarhammer 40Kに置き換えただけではなく、原作に比べてシステムがかなり改善されています。

ゲームの盤面は、基本的にはTalismanと一緒。
ただ自分以外全員敵というシステムではなく、Loyalist VS Traitorの2on2の形になっています。
つまりどちらかの陣営が勝てばゲーム終了。
これがゲームのテンポをすごくよくしています。


戦闘シーンはこんな感じで、これもTalismanと一緒のサイコロバトル。
近距離攻撃力、もしくは遠距離攻撃力でたたかいます。

総評ですが、しばらく遊んでいるとわかるのですが、Talismanに比べてキャラクターの能力はサクサク上がっていくし、Talismanの欠点ともいうべき「べつの場所に飛ばされるイベント」がほとんどありません。

Talismanのテンポの悪さは、この「べつの場所に飛ばされるイベント」が必要以上に多すぎること。
そのため対人戦をしていると、最後は誰もなかなか上がれなくて「誰かさっさと上がって終わりにしてくれ」みたいな空気になってきます。

けれど「Talisman: The Horus Heresy」はゲーム終了までがけっこう速く、「敵よりも先に上がらなければ!」という気にさせてくれます。
しかもテンポがいいぶん、もう一度やろうという気にもなります。
ボードゲームに必要なのはこのテンポだと思います。

Talismanより気に入ってしまったので、いまではこっちばかり遊んでいます。
Talismanが微妙だと思った人にはぜひおすすめしたい作品です。