『Mount & Blade II: Bannerlord』評価は「非常に好評」:名作ストラテジーがパワーアップして帰ってきた!【Steam新作レビュー】
名作ストラテジー『Mount & Blade』のナンバリング続編『Mount & Blade II: Bannerlord』。トルコのデベロッパーTaleWorlds Entertainmentによって、2020年3月31日にSteamで早期アクセス版が配信されました。
日本だとソロプレイの戦略ゲームという印象が強い作品ですが、海外だとオンライン対戦がけっこう盛んで、筆者もよくプレイしていました。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。前回のレビュー記事は以下のリンクから。
どんなゲーム?
本作は「Mount & Blade」シリーズのナンバリング2作目となります。
1作目が配信されたのは2008年になります。以来、拡張版が発売され、ロングセラー作品となりました。
本シリーズの良さというのは、その自由度の高さでしょう。
軍を率いて流浪の旅を続けるも良し、どこかの国に仕えて戦うも良し、各地を占領して天下統一をめざすもよしと、プレイヤーの数だけ物語が生まれていくゲームです。
またバトルシーンにおいてはプレイヤーキャラクターをみずから操作し、臨場感のある戦闘を楽しむことも可能です。
本作では、前作の良さをそのままに、グラフィックやアクション、経済、育成要素を強化したものになっています。前作が好きだった人は安心して遊べる作りになっているでしょう。
MOD機能も充実しているので、今後の発展が期待できる作品です。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(89%、764人中)」になっています。
本作の良かった点については以下のとおりです。
・各段に向上したグラフィック。
・弓を撃つときの爽快感。
・攻城戦が最高!
・BGMが良い。
・より良い戦闘、より良い兵士たちの叫び声。
・新型コロナウイルスが我々人類を一掃する前に配信してくれてよかった。生き延びて、今後何年もプレイするつもりだ。
やはりグラフィックが良くなったことは大きいですね。またこの時期なので、「新型コロナウイルスに負けるな」みたいな意見もいくつか見られました。
一方、悪かった点については以下のとおりです。
・マルチプレイでフリーズが発生する。
・AIや細かいバグの修正が必要。
まだ早期アクセスのため、最適化の問題やフリーズ、細かいバグなどは存在しています。ただ筆者の環境では、致命的なものにはまだ遭遇していません
全体的には好評といえるでしょう。
総評
本作は、基本的な部分は前作と大きくは変わりません。
しかしグラフィックやゲームシステムなど、プレイ感覚としては『Mount & Blade:Warband』を洗練させて進化させたような内容になっています。
『Mount & Blade:Warband』が好きだった人は、問題なく買いといえるでしょう。
まだ早期アクセスなのでバグとかに遭遇するのが嫌という人は、もうしばらく待ってもいいとは思います。
それと日本語はありませんが、前作をプレイした方なら、ちょっとした英語を読めればそれほど支障はないかと思います。そのうち有志の方々が日本語MODを作ってくれるのではないかと期待しています。
↓次回のレビュー記事。