Steam版『スーパーロボット大戦V』レビューと感想・評価ーシリーズ未プレイの人にもわかりやすく解説

2020年5月27日ゲーム評価シミュレーション

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懐かしのスーパーロボットたちが一堂に会する『スーパーロボット大戦V』。B.B.スタジオが開発し、2019年10月3日にバンダイナムコエンターテインメントによってSteamで配信されました。

筆者は「スーパーロボット大戦」シリーズ自体をあまり遊んだことがないので、Steamで配信されたのを機にプレイしてみました。

しかし思いのほかゲームが長く、少しずつ遊んでいきながら、本日やっとクリアしたという次第です。クリアまで2ヶ月以上かかってますね。

もう『スーパーロボット大戦X』がSteamで配信されたニャ。

うん、知ってます。

今回はいまさらながら『スーパーロボット大戦V』のレビューと感想・評価をお届けします。未プレイの人にもわかりやすいように、基本的なところから噛み砕いて説明します。

【追記】『スーパーロボット大戦X』もクリアしました。この記事の最後にレビュー記事のリンクがあります。

【追記】DLCについても追記しました。チートみたいなものなので、ゲームを楽しみたい人は使わないほうがいいです。

 

『スーパーロボット大戦V』とは?

『スーパーロボット大戦V』は人気ロボットSRPG「スーパーロボット大戦」シリーズの一つです。

「スーパーロボット大戦」シリーズはやたらとたくさん種類がありますが、本作はB.B.スタジオが開発した3部作のうちの最初の作品です(残りは「X」「T」)。

2017年2月23日にPS4とPSVitaで発売され、2019年10月3日にSteamとニンテンドースイッチに移植されました。

けっこう以前のゲームニャ。

しかし家庭用ゲームをPCで遊べるというのは嬉しいことです。しかも日本語サポートもされています。

日本の作品だから当たり前ニャ。

当たり前じゃないのがSteamの世界です。

ただ最近は日本産ゲームの日本語サポート作品は増えてきましたね。言ってることは当たり前なのですが、以前までは当たり前ではなかったのです。そもそも日本から買えない作品もありますしね。

本作のゲームシステムですが、グリッドの上でコマ(ロボット)を動かすタイプの、オーソドックスなターン制シミュレーションRPGです。

値段が高い(8,360円)のは版権の問題もあるのでしょう。本作ではさまざまな作品からロボットが登場します。筆者の基準で3つに分けてみました。

懐かしのアニメ

ザンボット3
ダイターン3
ゲッターロボ系
マジンガーZ系
宇宙戦艦ヤマト

ガンダム

ガンダム
Ζガンダム
ガンダムΖΖ
逆襲のシャア
閃光のハサウェイ
クロスボーン・ガンダム
SEED DESTINY
ガンダム00
ガンダムUC

その他

ヱヴァンゲリヲン
勇者特急マイトガイン
機動戦艦ナデシコ
フルメタル・パニック!
クロスアンジュ

ざっくり分けたニャ。

正直なところ、「その他」のロボットアニメは、ヱヴァンゲリヲン以外はよくわからないです。あとガンダムの「逆襲のシャア」以降もよくわかりません。

プレイしていて面白のかニャ。

知っていたらより楽しめると思いますが、知らなくても問題はありません。ゲーム中に人物事典なども付いています。

 

ゲームシステムについて

ゲームは大きく分けて、以下の3つのパートになります。

1、アドベンチャーパート(紙芝居)

2、インターミッションパート(機体のレベルアップや装備などのカスタマイズ)

3、シミュレーションパート(グリッド上でのSRPG)

アドベンチャーパート

アドベンチャーパートでは、キャラクターの立ち絵による紙芝居が展開されます。登場するキャラクターが多いので、さすがにボイスはありません。

選択肢が出る場合もあり、その結果によってストーリーが分岐します。分岐先では使用できるロボットなども制限されます。

ストーリーは分岐してから2ステージほど進むとまた合流します。ストーリーの大筋自体は変化しません。

インターミッションパート

インターミッションパートでは、戦闘などで得たお金を使って機体の能力をレベルアップさせたり、アイテムを買ったりできます。

それと機体の能力をすべて5レベル以上にすると、カスタムボーナスが得られます。

すべて最高レベル(10レベル)にすれば、フル改造ボーナス。とりあえずカスタムボーナスから狙うといいでしょう。

あと運動性回避率)と照準値(命中率)は高いほうが良いです。これをしっかり上げておかないと、そもそも敵に弾が当たらなかったり、すぐに破壊されたりします。

それとタックポイント(TacP)というものがあります。別のゲームでいうところのスキルポイントのようなものです。これを使ってスキルツリーをアンロックしていくことができます。

シミュレーションパート

シミュレーションパートでは、グリッド上でロボットを動かして敵と戦います。

攻撃は、仕掛けたほうが先に攻撃し、そのあとで防御側が反撃します。

双方の攻撃が当たる確率は、戦闘前に見ることができます。命中率や回避率が低かったばあいは、精神コマンドを使って修正可能。RPGで言うところのスキルや魔法のようなものですね。SPを消費して使うことができます。

たとえば「ひらめき」というスキルならば、相手の攻撃の命中率が100%であろうと0%にできます。

絶対にかわせるニャ。

逆に「必中」ならば、命中率が0でも100%にすることができます。

戦う前にこれら精神コマンドで結果をコントロールするのが、本作の攻略の鍵になります。

戦闘パートのクリア条件ですが、ステージによって違います。大きく分けると、「敵の殲滅」「特定の敵の撃破」「目的地に到着」の3種類です。これに「ターン制限」が付いてくるステージもあります。

 

ゲームの難度とプレイ時間について

ゲームの難度

ゲームの難度自体は低めで、いわゆる「レベル稼ぎ」をしなくても最後までクリアできます。筆者もレベル稼ぎはしていません。

ただ機体の能力はしっかり上げておく必要があります。とくに運動性と照準値ですね。

レベルや資金稼ぎ自体はいつでもできますので、ステージ進行で詰むことはないでしょう。

またどの機体を使っても最後までクリアできるので、チームのバランスを考えるよりも自分の好きなキャラクターだけでチーム編成したほうがいいでしょう。筆者も好みだけで選びました。

ただステージによって、絶対に使わなければならない機体や戦艦があります。レベルが低かったら戦闘の邪魔にならないところに配置して、とどめだけ刺させておくといいかと思います。すぐ死ぬようでしたら戦艦の中にでも格納しておくのがいいでしょう。

それとステージごとに勝利条件や敗北条件が違うので、しっかり確認しておきましょう。

ゲームのプレイ時間について

けっこう長いです。

クリアまで50ステージほどあるので、どう頑張っても数十時間はかかります。

一発で死なない敵が多いですし、範囲攻撃は使いどころがかなり限定されています(しかも範囲内の味方にも被弾する)。基本的には1体1体倒さなければなりません。

アドベンチャーパートも会話量が多くて長いですし、すべてのストーリー分岐までこなそうとしたらそうとうな時間がかかるでしょう。

筆者はちょっとずつ遊びながらクリアまで2ヶ月ほどかかりました。2周目はさすがにもういいかなとは思いました。

 

本作の良かった点・悪かった点

本作の良かった点

人気ロボットアニメからたくさんのロボットが参戦することでしょう。

そういうゲームだから当たり前ニャ。

そもそも本作を買う理由はほぼキャラクターのためです。ゲーム自体は本当にオーソドックスなシミュレーションRPGです。

作品への理解が深いかどうかで面白さも大きく変わってくるとは思います。

筆者は半分ぐらいはわかって、半分ぐらいはわからないといった状態でしたが、ゲーム中の人物事典などを見ながら補完していきました。

登場ロボットをほとんど知らないという状態ならば、買ってもあまり楽しめないのではないかと思います。本作を購入するかどうかのポイントはほぼこの点ですね。

本作の悪かった点

戦略ゲームとして見たばあいは、面白いかどうかといえば、それほど面白くはないかと思います。

敵のAIですが、基本的にはこちらに突っ込んでくるだけです。ターン制限がなければ、味方を横に並べて敵がやってくるのを迎え撃っているだけでいいかと思います。裏のかきあいとか戦術的なものはありません。

それと、おなじことの繰り返しなので、中盤以降は作業になって飽きやすくなるかと思います。

筆者も30ステージほどクリアしてから飽きてしまい、しばらくプレイしなくなってしまいました。またユニットを動かすのも面倒くさくなり、戦闘開始後からターン終了を繰り返して、敵が近づいてくるのをひたすら迎え撃つだけになっていました。

あとステージがやたらと多いのもつらかったです。人によってはボリューム満点でうれしいかもしれませんが、筆者は「早くクリアして別のゲームに移りたい」と感じました。アドベンチャーパートも早送りを多用していました。

キャラ愛がないとモチベーションが続きにくいかと思います。

 

DLCについて(さっさとクリアした人向け)

本作には「Replay Support Pack」というDLCがあります。

追加シナリオがあるのですが、「旅立ちに寄せて」をクリアすると、強化パーツ「Vサーキット」「ExCバンク」「プチナインヘルプ」「ポータブルナイン」「ソルジャーメダリオン」、資金「750万」、TacP「2万5千」を入手できます。

追加シナリオは本編1話クリア後にすぐアクセスできます。

なんでも買い放題ニャ。

序盤でこの資金は、ぶっちゃけチートですね。

ゲームがつまらなくなると思う人は導入しないほうがいいです。あまりおすすめはしません。

 

まとめ

本作は遊びやすく、シミュレーションRPG初心者でも取っつきやすいつくりになっています。

しかしおなじようなステージが繰り返されるので、モチベーションを保てるかどうかがかなり重要になってくるかと思います。

そのため、購入ポイントはやはり好きな作品が本作に多く含まれているかどうかでしょう。これがないと本当にモチベーションが続きません。

とくにストーリー分岐のときに、選んだほうのストーリーに登場するロボットたちをまったく知らないという事態になったとき、プレイするモチベーションがかなり下がります。

あくまでキャラクターゲームと割り切って購入するのがいいかと思います。

↓次回作『スーパーロボット大戦X』のレビュー