『野球部ものがたり』クリア!レビュー・感想・評価ーやり込みで宇宙一をめざせ【Steam】

ゲーム評価シミュレーション, レビュー

yakyuubu monogagari

高校野球をテーマに、部員を育てて最終的には宇宙一をめざす経営シミュレーションゲーム『野球部ものがたり』。

カイロソフトによって、2022年10月11日にSteamで配信されました。

アートディンクの高校野球シミュレーションゲーム『栄冠は君に』シリーズ的な感じなのニャ。

あれよりはかなり手軽な内容ですね。

すべての実績とカイロ大会をクリアしたので、今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。

 

どんなゲーム?

野球部ものがたり

本作は高校野球をテーマにした経営シミュレーションゲームです。

プレイヤーは監督となり、高校球児たちを育てて甲子園ならぬ公子園優勝、さらには世界大会、カイロ大会の優勝をめざします。

ちなみに高校生なので勉強もしなければならず、定期テストで一定以上の点数を取らないとグラウンドでの練習ができなくなります。そのためかしこさも鍛える必要があります。

また生徒たちは3年で卒業(正確には2年半で引退)するので、代替わりがあります。

ただ卒業した3年生は、ステータスそのままに、次の年に1年生として戻ってきますので、いくらでも選手を強くしていくことができます。

何年でも遊ぶことができるのニャ。

ただ選手が増えていくと、戻ってくるのはそのうちの10人とちょっとなので、欲しい選手がかならずやってくるとはかぎりません。

最強メンバーがそろわないこともあるのニャ。

選手には成長性というのがあり、これが高い選手のほうが成長が速くなります。ただ低い選手でも時間をかければそれなりにパラメータは上がるので、好きなビジュアルの選手を育てていくというのもいいとは思います。筆者もビジュアルに特徴のある選手ばかり育てていました。

それとカイロソフトのメインである建設要素ですが、校内にいろいろな施設を建てることができます。ただ施設による効果は小さく、基本的には試合をしまくって経験値を稼ぐという形になります。

とにかく時間さえかければいくらでも育成可能なので、粘り強くプレイすればカイロ大会をクリアすることができるでしょう。

手軽に野球シミュレーションゲームがプレイしたいという方にはうってつけのゲームとは思います。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「やや好評(73%、83人中)」になっています。

そこまで好評というわけでもないのニャ。

カイロソフトのゲームは好評なものが多いですが、本作はシステム的にもちょっと異色な部分があるというのもありますね。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。

良かった点

・気軽に野球シミュレーションゲームが楽しめる。

・試合でのキャラクターがよく動く。

・コツコツプレイが好きな人にはちょうどよい。

・お気に入りの選手を集中的に育てられる。

悪かった点

・送りバントの指示など、試合中にできることがほぼない。選手の交代と能力アップぐらい。

・試合中の挙動がおかしく、イライラする。

・建物の存在価値があまりない。

・世界大会・カイロ大会が3年生引退後になるので、基本的に1・2年でのぞまないといけない。

試合中の挙動は、たしかに変なところが多いですね。送球もアウトにできる塁に投げなかったりなどが多々ありました。

ただゲーム後半はダイジェストで試合観戦をとばすので、そのあたりは気にならなくなるとは思います。

 

総評

手軽に野球シミュレーションゲームを楽しみたいという人には良い作品とは思います。

育てた選手の能力値が下がることはないので、引退後もまた1年として舞い戻ってきてくれればいくらでも育てられます。やり込みゲームが好きな人には、かなり適したつくりになっているでしょう。

ただ卒業生がかならず戻ってくるわけではなく、またカイロ大会には時期的に3年生が参加できないので、ベストメンバーで戦うというのは難しいかと。このあたりは『サッカークラブ物語』のほうが連続性があっていいですね。

ただ『サッカークラブ物語』は最終的に使える選手がかぎられてしまうため、本作のほうが選手の多様性があっていいとは思います。