『スーパーバレットブレイク』レビューと評価・感想ー運要素強めのデッキ構築ローグライク|Steam

2022年8月16日ゲーム評価カードゲーム, レビュー, ローグライク

super bullet brake

可愛いキャラとともに戦うデッキ構築型ローグライク『スーパーバレットブレイク』。

BeXide Incが開発し、PQubeによって2022年8月12日にSteamで配信されました。Switch、PS4でもリリースされています。

『Slay the Spire』型のゲームなのかニャ?

コンセプトは似ていますが、内容はだいぶ違いますね。

とくに本作は戦略とか以前に運要素がかなり強めです。

よいカード(バレット)を引けるかどうかでほぼゲームが決まりますね。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。

 

どんなゲーム?

スーパーバレットブレイク

本作はデッキ構築型ローグライクゲームです。

いわゆる『Slay the Spire』的な内容ですが、本作ではカードではなく、「バレット」と呼ばれるキャラクターたちを使って攻撃します。

バレットにはそれぞれコストがあり、敵の行動速度を超えるまで出し続けることができます。

たとえば敵の行動速度が10なら、コスト10までは自分のターンになるわけです。

つまり、できるかぎり低コストのバレットで攻撃を続けることで、一方的な展開を演じることができます。

このゲームが運ゲーなのは、低コストかつ強力なバレットを引けるかどうかでゲームの難度が一気に変わってしまうのですね。

カードバランスが崩壊しているのニャ。

バランスはほぼ無く、レア度の高いカードが低コストかつ高能力なので、一方的に強いですね。

そのためゲームの攻略法は、とにかく低コストバレットでひたすら殴るみたいなことをすればいいとは思います。けっきょくここに行き着いてしまいますね。

簡単な組み合わせを紹介しておくと、捨てたカードの分だけコストが-2下がる「久音はぁと」(攻撃力30)と、手札をすべて捨てて、捨てた枚数だけ補填する「ウィスパー」(コスト1)です。

「ウィスパー」でガンガン手札を捨てていけば、「久音はぁと」のコストはあっと言う間に0になります。

むちゃくちゃニャ。

手札を捨てるのはコスト1、攻撃はコスト0なので、ガンガン回転させることができるのですね。

他にもコスト削減の組み合わせがあるので探してみてください。

けっきょくこういうバレットが引けるかどうかにかかっていますけどね。

それと、いらないバレットは、ショップでどんどん削除してしまえば、回転のよいデッキを組み立てられます。

ゲームバランス的にはかなり大雑把ですが、バレットが可愛いのでコレクションを楽しむという遊び方もできますね。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(83%、72人中)」になっています。

思ったより悪くないのニャ。

筆者としてもちょっと意外でしたね。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。

良かった点

・キャラクターが可愛い。これだけで十分。

・バレット削除のコストが安いので、望みのデッキをつくりやすい。

・強いバレットを引き当てると無双できる。

・コスト0で延々と攻撃を続けることもできる。

かなりバランス崩壊しているのニャ。
悪かった点

・とにかく運要素が強い。

・敵3体で、最初からいきなりHPを半分奪われたりと、強いバレットがないと、敵がひたすら強い。

・攻略法が決まってしまっている。低コストバレット必須。

・UIが見づらいうえに説明不足。

よくも悪くも「バカゲー」的な要素を含んだゲームと言えます。

運要素が楽しめるかどうかで評価が変わりますね。

 

総評

本作は運要素がかなり強めなので、最初にいいバレットが引けるかどうかで、そのあとの運命がほぼ決まってしまうような感じです。

敵の攻撃力も高く、複数から一気に殴られてHP大幅減少みたいな展開にもなったりします。

逆に良いバレットが引ければ、低コストで延々と殴り続けて無双するという展開にもなったりと、本当に運要素が強いですね。

極端なのニャ。

そういう展開を楽しめる人には良いゲームとは思います。

デモ版があるので、まずはそちらをプレイしてみるのがいいでしょう。

システムが煩雑なので、おそらく最初のうちはデモ版のクリアも難しいとは思いますね。