『信長の野望・新生』武将能力:斎藤道三の評価は?【武将評価シリーズ・その16】
『信長の野望・新生』武将評価シリーズ第16回目は、「美濃の蝮」こと斎藤道三(さいとうどうさん)です。
下剋上の体現者としても名が知られていますね。
そんなわけで能力を見ていきましょう。前回の竹中半兵衛は以下のリンクから。
人物について
斎藤道三の生まれなどについては謎が多いです。浪人の子とされており、11歳のころに京都の妙覚寺へ入り、僧侶となりました。
幼名は峰丸、法名を法蓮房といいます。
20歳で還俗したのちは、油売りになります。「漏斗(じょうご)を使わずに、油を一文銭の穴に通す」という特技があり、それで評判になっていました。
同業者に「その力を武芸にそそいで、武士になったほうがよくね?」といわれて油売りをやめ、武士へのジョブチェンジを果たします。
大永7年(1527年)、仕えていた土岐氏が内紛を起こすと、これを利用して出世をしていきます。
さらに土岐氏内で権力のあった長井長弘を殺害したり、天文11年(1542年)には土岐頼芸を追い出して美濃を掌握したりと、下剋上を繰り返していきます。
土岐頼芸は織田信秀(信長の父)を頼って、美濃国の奪還をめざします。
織田信秀は大軍を率いて稲葉山城へと攻め込みましたが、道三はこれを返り討ちにしました。
こうして織田家とのあいだに和睦が成り、道三は娘の帰蝶(濃姫)を信長に嫁がせます。道三は美濃を完全に掌握することに成功したのです。
天文23年(1554年)、道三は側室の子である斎藤義龍に家督をゆずります。
ところがそのあとに道三は、正室の子を寵愛するようになります。
正室は小見の方といい、明智光秀の父・明智光綱の妹です。
小見の方は帰蝶を生んだので、明智光秀と帰蝶はいとこ同士とされています。
一説では、義龍は道三ではなく、以前の主・土岐頼芸の子ではないかという噂も流れました。
道三の、義龍に対する態度は冷たかったため、義龍も「自分は土岐頼芸の子」と考えるようになり、ついには反乱を起こします。
そして弘治2年(1556年)、道三は義龍との「長良川の戦い」において、討ち取られてしまいました。享年63歳でした。
基本ステータスについて
統率:90
武勇:79
知略:95
政務:86
主義:中道
上位の大名たちにはおよびませんが、全体的に能力は高めですね。
知略はシリーズ通して高めになっており、『嵐世記』『革新』『天道』だと100になっていますね。ただこの作品の間にリリースされた『蒼天録』『天下創世』だと87になっており、設定に迷いの見られる部分もあります。
何にしろ、戦闘で活躍するには十分なパラメータにはなっています。
戦法・特性について
(戦法)
美濃の蝮:敵部隊の体力低下・混乱付与。
(特性)
人脈:遠国登用に関する具申が可能。
用兵:敵部隊を挟撃中、自部隊の攻撃上昇。
砲術:自部隊の鉄砲LV上昇。
本作の戦法も、あまり面白いものがないのですね。バフかデバフかみたいな感じですし。
総評
斎藤道三は、統率・知略は90台、武勇は79とステータスは高めです。戦闘の前線で活躍できる武将といえます。
「人脈」があるので、遠くの武将を登用したいときにも使えるでしょう。
義理の息子である信長との関係をうまく使って、勢力を伸ばしていくのがいいとは思います。
次回は前田慶次です。【追記】次回出来ました。以下のリンクから。