『ブリガンダイン ルーナジア戦記』クリア!レビュー・評価・感想ー地域占領型SRPG

ゲーム評価

brigandine

地域占領型のストラテジーRPG『ブリガンダイン ルーナジア戦記』。

Happinet, Matrixが開発し、Happinetによって、2022年5月11日にSteamで配信されました。

イラストが良い感じなのニャ。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。

 

どんなゲーム?

本作は6つの勢力が争うルーナジア大陸を舞台にしたストラテジーRPGです。

この手の国取りストラテジーとの違いとしては、本作は内政がいっさいありません。外交もありません。

騎士(将軍)と彼らの率いるモンスター同士がフィールドで戦うターン制バトルになっています。

ゲームは1ターンに2フェーズあり、1フェーズ目では自領内での騎士の移動(モンスターだけでの移動は不可)、2フェーズ目ではどこに攻め込むかの選択になります。ぶっちゃけやることは基本的にこれで全部です。

移動と攻めることだけなのニャ。内政はないのニャ。

攻め込んだ場合はヘクスマップでの戦闘になります。戦場に出せるのは騎士3人まで(+彼らの率いるモンスター)ですので、圧倒的に不利にはなりづらいです。

戦場では、敵の騎士を全員倒せばその領土を占領できます。倒す前に逃げられることも多いですね。

全領土を征服すればラスボスが登場し、それを倒せばゲームクリアになります。

レベル稼ぎは重要

本作は敵と戦ったり、クエストの修練場で鍛えたりすることで、騎士やモンスターのレベルを上げることができます。

レベルを上げると上位クラスにクラスチェンジでき、新しいスキルを覚えます。ただその分モンスターのコストも上がります

本作は1人の騎士が率いることのできるモンスターのコストに上限があるので、下手に強いモンスターばかりにすると、2~3体しか率いることができないという状態になったりします。

どのモンスターを選ぶかも重要なのニャ。

騎士のレベルを上げることでコスト上限も上がっていきますので、できるだけ多くのモンスターを率いられるよう戦闘やクエストでレベル上げをしていくのがいいでしょう。

ちなみに戦闘中にモンスターが倒されるとそのままロスト(復活にはアイテム必要)になりますので、できるだけ死なせないようにしてレベルを上げていきましょう。

オーソドックスな戦闘

ヘクスマップでの戦闘はかなりオーソドックスで、騎士やモンスターを動かして、敵を倒していくだけです。マップ内での拠点占領などもいっさいありません。

敵も味方も参加できる騎士は最大3人までなので、そんなに大規模な戦闘にはなりません。

ユニットのは得意地形と苦手地形、属性関係などもありますので、そのあたりも注意しながら戦っていくといいでしょう。

ただ基本的に戦闘を繰り返していくだけなので、飽きやすいといえば飽きやすいです。ゲーム後半に向かうにつれて作業感は増していきますね。

つねに騎士不足

本作はどの勢力もつねに騎士不足に見舞われます。領地の数に比べて騎士の数が圧倒的に足りないので、将軍0の領地がいくつもできることになります。

もちろん騎士がいなければ戦闘ができないので簡単に乗っ取られてしまいますが、そんなことをいっていられないぐらいに守備に将軍を割いていられないぐらい足りないです。

ゲームデザインとしては「毎ターン戦闘しろ、攻めて攻めて攻めまくれ」というコンセプトなので、敵に取られるても気にせずに、どんどん領土を広げていったほうがいいでしょう。敵も領土を広げれば戦線が伸びてしまってやはり騎士不足になるので、そのあたりは公平な戦いになっています。

 

総評

ストラテジーゲームとしてはかなり単純で、基本的には移動と戦闘しかありません。

手の空いている騎士をクエストに送り込んで、アイテムをゲットしたりもできますが、ぶっちゃけやることはそのていどぐらいです。

本作のメインは戦闘ですが、ただやはり何度も繰り返されると作業感は強くなっていきますね。マップもだいたい似たようなものが多いですしね。

ユニットのレベルを上げて戦うターン制戦術シミュレーションだと思ってプレイすればいいですが、国取りシミュレーションゲームだと思うと「なんか違う」みたいな感じになるとは思います。

どの勢力も同じモンスターをつかうので、勢力の特徴もあまりありませんし、とにかくシンプルです。1勢力をクリアしたあとに2勢力目をやろうという気力自体が湧きにくいですね。

ただイラストが良いですし、一緒にたたかっているモンスターにもだんだん愛着が湧いてくるので、RPG的な遊び方をしていけばいいんじゃないかなとは思います。

また近日に本作の初心者向け攻略記事も書く予定です。