『フロントミッション ザ・ファースト:リメイク』評価は「非常に好評」 レビューと感想ー原作に忠実なリメイク【Steam】|FRONT MISSION 1st: Remake
ロボット(ヴァンツァー)が戦うターン制シミュレーションゲーム『フロントミッション』をリメイクした『フロントミッション ザ・ファースト:リメイク』。
Forever Entertainment S. A.によって、2023年6月30日にSteamで配信されました。PS4/PS5/Xbox One/ニンテンドースイッチなどでもリリースされています。
古参ゲーマーにはうれしい一方で、新作がおそろかになってしまうのはどうかとも思いますね。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作は1995年にスーパーファミコンで発売された『フロントミッション』をリメイクしたものです。
「ヴァンツァー」と呼ばれるロボットを操り、ミッションをこなしていくターン制シミュレーションゲームですね。
筆者はスーパーファミコン版をプレイしたことがありますが、けっこうストーリーが凝っていて面白かったです。オシアナ共同連合 (O.C.U.)とニューコンチネント合衆国 (U.S.N.)という2大勢力の戦争が背景にあり、そこに人間ドラマが絡んできます。このあたりはネタバレを見ずに、自分でプレイしてみたほうがよいでしょう。
ちなみに本作はニンテンドースイッチで先行リリースされており、基本的にはニンテンドースイッチのスペックでつくった作品になっていますね。
内容は基本的に原作に忠実な形になっています。グラフィックの一新や画面の回転、バトルアニメーションスキップ、BGMのアレンジなど、現代のプレイヤーでも楽しめるよう、遊びやすく作り直されています。
パーツや色を組み合わせてヴァンツァーをカスタマイズしたりもできるので、プラモデルをつくる感覚でオリジナル機体をつくれるのもよいですね。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(86%、117人中)」になっています。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・原作に忠実なリメイクになっている。
・濃厚なストーリー。
・ヴァンツァーどうしの戦いがリアルになって臨場感がある。
・ヴァンツァーをカスタマイズできるのが良い。
・グラフィックの割にはPCのファンの音がうるさい。最適化不足かと。
・ヴァンツァーに重量感がなく、おもちゃっぽい。動きもロボットというより人間っぽい。
・カメラがぐりぐり動くことから、バトルを高速化すると酔いやすい。
・戦闘メカニズムの説明が少ないのでわかりづらい。
基本的には忠実なリメイクということなので、細かい点を除けば評価は悪くないですね。
総評
『フロントミッション』自体は、スーパーファミコンで発売された当時も名作とされていた作品です。その忠実なリメイクということで、とくに問題のない出来とは思います。リマスター的なリメイクといった感じでしょうか。
またゲームボリュームがけっこうあるので、やりこむと数十時間はかかりますね。
ゲームの難易度も選べますので、自分に合った難易度でプレイするのがよいでしょう。
昔プレイしたことのある方や、ロボットバトルが好きな方は、本作を試してみるのもよいとは思います。