『Builders of Egypt: Prologue』評価は「ほぼ好評」:エジプトが舞台の無料都市建設ゲーム【新作レビュー】
エジプトを舞台にした都市建設シミュレーションゲーム『Builders of Egypt: Prologue』。Strategy Labsが開発し、PlayWay S.A., CreativeForge Gamesによって2020年3月3日にSteamで早期アクセス版が配信されました。無料でプレイすることができます。
本編『Builders Of Egypt』があるので、本作はデモ版みたいなものでしょう。筆者もプレイしてみました。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。前回のレビュー記事は以下のリンクから。
どんなゲーム?
本作は古代エジプトを舞台に、都市建設をするシミュレーションゲームです。
プレイしてみましたが、内容的には同様のエジプト建設シミュレーション『Children of the Nile』や『Pharaoh』みたいなものですね。懐かしい感じのオーソドックスなゲームです。
具体的には道路を敷いてから住居を建て、そのまわりに井戸や消防署、バザールなどを作っていきます。川辺には釣り用の小屋を設置と、典型的な建設ゲームです。しばらく待っていれば、どこからともなく住民がやってきます。
それと建設物は自由配置ではなく、グリッドに合わせて配置するタイプです。また季節によるナイル川の氾濫もあります。
他の都市と交易をしたりなどの要素もありますが、プレイ感覚としてはオールドスクールのシミュレーションゲームですね。ルール把握はすぐにできると思います。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「ほぼ好評(79%、520人中)」となっています。
良かった点・悪かった点は以下のとおりです。
・わかりやすい都市建設シミュレーション。
・グラフィックが良い。
・数少ない古代エジプトゲームの救世主。
・多くの可能性を秘めたデモ版。
・ゲームに目新しさが無い。
・コンテンツ不足。
・あまりズームができない。
・『Pharaoh』を超えることは無理。
良かった点としてはゲームのわかりやすさやグラフィックの良さ、そして「古代エジプト」というシチュエーションが多く挙げられていました。
逆に悪かった点としては、ゲームが典型的な都市建設ゲームに落ち着いてしまっていて、目新しさがないことでしょうか。
これは筆者も感じていて、グラフィックが良くなった『Children of the Nile』や『Pharaoh』といった様子でした。既視感があり、とくにチュートリアルがなくてもさくさくプレイできてしまうあたりは良いことともいえ、どうなのかなとも思いました。
総評
本作は古代エジプトをテーマにした、数少ない貴重な都市建設ゲームです。
内容的には古典的なシミュレーションなので、『Children of the Nile』や『Pharaoh』に熱中していた人はすぐにのめり込むことができるでしょう。
その一方で、ゲーム的な目新しさに乏しいとも感じました。
ゲーム自体は遊びやすく面白いのですが、せっかく新作なのですから、古典的名作を現代によみがえらせるだけでなく、なにか斬新なものが欲しかったかなとも思いました。
日本語はサポートされていませんが、チュートリアルはビジュアル的に馬鹿丁寧に教えてくれますので問題はないかと。
まだ早期アクセスですし、本編も配信されていませんので、今後の展開に期待したいと思います。