『Ballistic Craft: 弾導のアルケミスト』配信後の評価は「好評」:魔法を撃ち合う対戦ゲーム【新作レビュー】
魔法弾を撃ち合って戦う対戦ゲーム『Ballistic Craft: 弾導のアルケミスト』。Palladium Softが開発し、GameTomoによって2020年2月13日にSteamで配信されました。
確かにそんな感じですね。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。前回の記事は以下のリンクから。
どんなゲーム?
本作はクォータービューのフィールド内で、魔法弾「ショット」を撃ち合って敵を倒す対戦ゲームです。
そういうのとはちょっと違って、撃つ魔法弾を自分でカスタムすることができるところが特徴になります。
具体的には弾道を作ることができます。専用のエディタがあり、弾速やカーブ、ノード、ホーミングなどを設定していきます。
あまりこういうゲームに慣れていない人には取っ付きにくいかもしれませんが、慣れればそんなに難しくはないかと思います。すでにあるテンプレートを加工するなどもできます。
ゲームではHP以外にGP(ガードポイント)というものがあります。いわゆる「シールド」ですね。ダメージを受けると減っていき、時間とともに回復します。
また魔法弾を撃つとMPが消費されるので(自動回復)、むやみに連射しないほうがいいでしょう。
対戦はオンライン・オフライン、どちらにも対応しています。また一人用のクエストモードも用意されています。
ユーザーの評価
本作のSteamでのユーザー評価ですが、「好評(95%、24人)」になっています。
人を選ぶゲームでもありますしね。良かった点、悪かった点を以下にまとめます。
・自由にショットを作れるのがいい。
・弾道のエディット機能をいじっているだけで楽しい。
・カスタムロボが好きな人にはおすすめ。
・試行錯誤してショットを完成させるのが面白い。
・一戦が短いので気楽に遊べる。
・小粒ながらも良質な作品。
・オンラインに人が少ない。
・弾の威力が設定できない。
・弾だけでなくキャラクターのカスタマイズも豊富にしてほしい。
・近接戦が発生しない。
良かった点としては、やはり弾道のカスタマイズの自由度でしょう。これだけで何時間も遊べてしまう人もいるかと思います。このゲームの肝の部分でもありますしね。
悪かった点としては、やはり対戦ゲームである以上、オンラインに人が少ないことは大きなデメリットになってしまいます。
現在はまだ配信されたばかりなのでそこそこ人はいますが、一カ月ほど経ってからどれぐらい残っているかという懸念もあります。
それと「弾の威力」についてですが、設定はできませんが、弾を重ねることによって威力を上げるということは可能です。
接近戦については、弾を撃ちあうゲームなので、そもそもコンセプトとして中~遠距離で戦うゲーム設計だと思います。
総評
本作は自分で弾道を作ることのできる『カスタムロボ』といった内容です。
とくにエディット機能が楽しく、これをいじっているだけで時間が過ぎてしまうといったことになるでしょう。
一人用のクエストモードもありますし、『カスタムロボ』が好きだった人は買いだとは思います。
オンライン対戦については、現在はまだ人がいるので相手には困らないかと思いますが、今後はどうなるかわかりません。
人が増えるよう、普及させていくのがいいかと思います。週一回、有志でオンライン大会でも開くと(ついでにネット配信もすると)人が集まるかもしれませんね。