『Genesis Alpha One』評価は賛否両論:宇宙が舞台のローグライクサバイバルFPS【新作レビュー】
ランダム生成された宇宙を舞台に戦う、ローグライク要素のあるFPS『Genesis Alpha One』。Radiation Blueが開発し、Team17 Digital Ltdによって2020年2月25日にSteamで配信されました。
本作は一年前にEpic Gamesストアで時限配信がされた作品で、今回Steamでも解禁になったという流れです。
そうですね。時限配信は、そこまでEpic Gamesストアに利益をもたらすものなのかは疑問ですけどね。
今回は本作のレビューと感想、評価についてお届けします。前回のレビュー記事は以下のリンクから。
どんなゲーム?
本作は宇宙を舞台にした、ローグライク要素のあるFPSです。
主人公は宇宙船「Genesis」の船長で、ランダム生成された宇宙空間を冒険し、未知の惑星を開拓していくのが目的です。
本作はただ銃をぶっ放すだけのゲームではなく、ストラテジー要素が多分に含まれています。むしろそちらのほうがメインです。
まずは宇宙船の乗組員ですが、クローン人間を乗せることになります。
ちなみに船長もクローンなので、他のクローンに権限を渡して交代することもできます。船長が死んだときも、他のクローンがあとを引き継ぎます。クローンが全員死亡した時点で終わりです。
また敵の細胞からクローンを作って仲間にすることも可能です。
まずは宇宙船で宇宙をさまよい、資源のある惑星やデブリを探します。資源を使うことによって宇宙船のアップグレードや武器の作成が可能になります。
宇宙には宇宙海賊もいますし、惑星にはエイリアンもいます。
エイリアンなどが襲撃してきたときには、ガンシューティングになります。
そのため、ストアページの宣伝を見て、FPS部分がメインだと思って購入すると、「ちょっと違う」ということになるでしょう。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「賛否両論(60%、45人中)」になっています。
良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・映画「エイリアン」みたいな世界観。
・船員をマネジメントするのが楽しい。
・独特のグラフィック。
・船のカスタマイズができる。
・「探索」>「エイリアンの襲撃」の繰り返しなので反復的。
・ゲームが難しすぎる。
・FPS部分があまり面白くない。
・エイリアンの襲撃がひたすらうざい。
良かった点に挙げられているのはゲームの世界観や、マネジメント部分ですね。
逆にFPS部分はあまり評価が良くないようです。
基本的には探索したあと、そのときの探索船にエイリアンがくっついてきて戦闘が起こります。これが繰り返されることにより、ゲームプレイが単調に感じられてしまうというのがあります。
総評
本作は宇宙探索と、エイリアンの襲撃の恐怖を組み合わせたローグライク要素のあるマネジメントゲームです。
FPS部分はメインではないので、ここに強く期待すると肩透かしを食らう可能性があります。
またゲームは探索とバトルの繰り返しになることから、ゲームプレイが反復的になり、飽きやすくなるかもしれません。
しかしレトロ調SFを意識したグラフィックや、映画「エイリアン」のような世界観は、筆者的には気に入っています。
宇宙探検の雰囲気を味わうことのできるゲームを求めている方には、打って付けのゲームかと思います。