『三国群英传8』レビューと評価・感想ー台湾の三国志戦略ゲーム|Heroes of the Three Kingdoms 8
台湾の人気三国志シリーズ最新作『三国群英传8(Heroes of the Three Kingdoms 8)』。
USERJOY Technologyによって、2021年1月12日にSteamで配信されました。
前作の『三国群英传7』が発売されたのが2007年なので、10年ぶり以上の新作となります。
時代はオンラインゲームが中心になってきていたので、本作のようなシングルプレイのゲームの開発には力が入れられなかったというのもありますね。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作は三国志をテーマにした戦略ゲームです。
基本的にはコーエーテクモゲームスの『三國志』シリーズのような感じで、内政や外交をおこないつつ、戦争で領土を拡大していきます。勝利条件は天下統一です。
内政だと、都市の空いている土地に農地や商業地を建設し、アップグレードしていくという形になっています。
戦闘は、両軍が左右から登場してぶつかり合うというスタイルで、武将が必殺技を繰り出したりと、派手な感じになっています。詳細は「Game*Spark」のほうで記事を書いたので参照してください。
影響を受けている感じのキャラもいますね。
ゲーム的にはリアル系というよりは、エンタメ系の三国志といった雰囲気になっています。
ただけっこうマイナーな武将も登場するので、三国志マニアでも楽しめるとは思います。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「賛否両論(57%、5849人中)」になっています。
前作から10年以上ぶりの新作ということもあり、期待値が高くなってしまってる部分がありますね。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・過去作と比べてグラフィックが格段に良くなっている。
・ゲームが遊びやすい。
・戦場での戦いがアクションゲームのようで楽しい。
・マップ上でのユニットの移動速度が遅い。
・戦場がごちゃごちゃしすぎてわかりづらい。いつのまにか武将が死んでいる。
・AIがあまり賢くない。
・UIが使いづらい。
戦場はユニットが多いせいで、たしかにわかりづらくはありますね。慣れればそうでもなくなるとは思いますが。
やはり期待が大きかったために、細かいところで不満を覚えてしまうというのはあります。
総評
本作はエンタメ性の強い三国志ストラテジーとしては面白いと思います。
ゲームも気楽に遊べますし、戦場もなかなか迫力があります。
ただある程度プレイすると、システムの浅さといったものが見えてきてしまいます。
素材自体は悪くないので、もうちょっと作り込めば良い作品にはなると思います。
今後のアップデートにも期待しておきましょう。