『鬼谷八荒』レビューと評価・感想ー中国神話の世界を舞台にしたローグライクRPG

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guigubahuang

中国神話の世界を舞台に、自由に冒険をすることのできるオープンワールドローグライクRPG『鬼谷八荒』。

鬼谷工作室が開発し、同社とLightning Gamesによって1月27日よりSteamで早期アクセス版が配信されました。

『太吾絵巻』と似たような感じなのニャ。

基本的には『太吾絵巻』っぽい内容になっていますね。

現在中国語(簡体字)のみなので中国語圏でしか売れていませんが、レビュー数は1万を超えていますので、けっこういい売上になっているかと思います。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。

 

どんなゲーム?

本作は中国神話の世界を冒険し、NPCたちと交流したり、強さを求めたり、メインクエストを追っていったりなど、自由に生活することのできるオープンワールドローグライクRPGです。

NPCたちはそれぞれ自分の目的をもって行動しており、贈り物をして好感度を上げたり、戦いを申し込んだり、親友になったり、結婚したりといったことができます。

戦闘は全方向シューティングになっているので、人を選ぶところでしょう。詳しくは「Game*Spark」でプレイレポートを書いたので、そちらを参照してください。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(84%、11,546人中)」になっています。

レビュワーが一万人超えてるのニャ。

中国語しかないのにこの数なので、中国市場の強さを再認識させられますね。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。

良かった点

・ゲームのテンポがいいので、どんどんプレイしたくなる。

・中国の伝統的絵画を思わせるアートワークがすばらしい。

・開発者がユーザーの意見を取り入れてくれる。

・世界観が良い。

悪かった点

・育成ゲームなので作業になりがちなところがある。

・シューティング形式の戦闘があまり好きじゃない。

・ミッションが反復的。

・キャラクターのパラメータが多くてわかりづらい。

全体的には好評ながらも、ゲームプレイが反復的になりやすい点についての批判は多く見られますね。育成ゲームだと、このあたりの作業は避けられないかもしれません。

 

総評

本作はSFや中世を舞台にせず、中国の伝統文化を前面に出した作品といえます。

そのため、中国では応援するユーザーが多く、中国のゲームサイトでも注目度1位の作品になっています。

内容的には『太吾絵巻』をカジュアルにしたような感じになっていますが、今後のアップデートでどんどん要素が追加されていくとのことです。

また今後、本作のような「武侠シミュレーター」的な作品は、中国で増えていくのではないかと思います。

中国では「武侠もの」は人気ジャンルなのニャ。

ゲーム自体は取っ付きやすく、プレイしやすい内容となっています。日本語サポートがあるかはわかりませんが、英語のほうは可能性があるみたいですね。続報を待ちましょう。