『A Plague Tale: Innocence』レビューと評価・感想ー中世を舞台にしたステルスADV
14世紀のフランスを舞台にしたステルスアクションアドベンチャーゲーム『A Plague Tale: Innocence』。
Asobo Studioが開発し、Focus Home Interactiveによって2019年5月15日にSteamで配信されました。現在は「XBOX GAME PASS」でも配信中です。
フランスのデベロッパーです。『Microsoft Flight Simulator』の開発にもかかわっていますね。
技術力があるので、本作も高レベルなグラフィックを見せてくれています。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作は14世紀のフランスを舞台にした、ステルスアクションアドベンチャーです。
「ドラゴンクエスト」シリーズや「ファイナルファンタジー」シリーズなどの奇麗な中世ではなく、リアルの薄汚さい中世がよくあらわされています。
これらをグラフィックとして視覚化させられる技術力は本当にすごいですね。
ゲームの内容は、難病を持つ弟と、それを守る姉の逃走劇です。
フィールドマップはほぼ一直線で、迷うことはないでしょう。敵に見つかったら基本殺されますので(スリングを使って撃退したりはできますが)、見つからないように隠れながら進んでいかなくてはなりません。
ゲームの難度も低めで、ペストなどの重いテーマとは裏腹に、案外取っ付きやすくつくられています。
またペストのもととなるネズミが、本作の肝となってきます。
このネズミをどうやって避けるかのパズルゲームにもなっています。
日本語にも対応しているので、「XBOX GAME PASS」に加入している方はプレイすることをおすすめします。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(93%、26906人中)」になっています。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・気合いの入ったグラフィック。
・ゲームのテンポがよく、さくさく物語が進んでいく。
・キャラクターに感情移入しやすい。
・パズルゲーム的要素があるのが楽しい。
・一本道なので、一度クリアしたら終わり。
・ゲーム自体はそれほど長くない。
・ホラーゲームかと思ったが、ホラー要素はほぼ無い。
・パズル要素も後半になるとおなじことの繰り返しになる。
グラフィックやストーリーの良さが高く評価されている一方、基本的に一本道のゲームなのでリプレイ性はほぼありません。やり込みがしたい人には向かないかもしれませんね。
総評
本作は中世フランスを体験するための「ステルスウォーキングシミュレータ―」といった内容になっています。
プレイヤーが主体というより、用意されたストーリーを見ながら、その中でプレイヤーがキャラクターを操作するといった感じですね。「インタラクティブムービー」といったところでしょう。
クリアしてしまったら2周目をすることはないと思いますが、一度は体験しておきたいゲームです。
前述したように「XBOX GAME PASS」でも配信さているので、加入している方はぜひプレイしてみてください。