「XBOX GAME PASS」とは?違いとメリット・デメリットー実際に使ってみた感想
毎月定額で200本以上のゲームが遊び放題になるサブスクリプションサービス「XBOX GAME PASS」。
筆者も実際に使ってみましたが、不満点もけっこう多く見られました。
本サービスの問題点は、やはり使いにくさにあるかと。
Steamが便利過ぎるというのもありますしね。
「XBOX GAME PASS」では、新しいゲームを起動するときに毎回認証しないといけないとか、クライアント側でやってほしいところです。
今回、「XBOX GAME PASS」の種類と、実際に使ってわかったメリット・デメリットを述べていきます。
「XBOX GAME PASS」の種類
現在、「XBOX GAME PASS」には3種類のコースがあります。
・CONSOLEコースー「コンソールゲーム(ようはXBOX ONEなど家庭用ゲーム機)」オンリーのもの(月額850円)。
・PCコースー「PCゲーム」オンリーのもの(月額850円)。
・Ultimateコースー「コンソール」+「PC」+「Xbox Live Gold(XBOXでオンラインプレイするためのもの)」+「EA play(EAのゲームの一部が無料で遊べるサービス)」(月額1100円)。
そこまでゲームを遊ぶかどうかの問題もありますけどね。
差額は250円なので、それをどう見るかでしょう。
それと「EA play」の連携サービスはまだ始まっていませんので注意が必要です。【追記】開始しました。ただゲームが限定されています。あくまで「XBOX GAME PASS」内にあるEAゲームが対象です。
あと現在、Ultimateコースは、最初の3ヶ月は100円で試せるので(期間限定)、とりあえずこれからやってみるといいでしょう。
「XBOX GAME PASS」のメリット
実際に使ってみて感じた「XBOX GAME PASS」のメリットについて述べていきます。
いろいろなゲームが試せる
これが一番大きいでしょう。
購入してから「面白くなかった」ということもよくありますので、あらかじめプレイし、気に入ったら購入するということが可能です。
また、「クリアしてしまったら二度と遊ばない」ということもあるとは思います。
その場合、定額サービスはお金の節約にもなります。
無駄な出費が減る
「「XBOX GAME PASS」をサブスクしてるから、ゲームはもう購入しない」という方でしたら、毎月1000円前後の出費でゲーム代をおさえられる本サービスは、適した選択だと思います。
とくに年間のゲーム出費が多い人、積みゲーが多い人は、本サービスのみを利用し、あとはゲームをいっさい買わないことで、年間の出費をかなりおさえられるでしょう。
セールを気にしなくてすむようになるのもいい点ですね。
「XBOX GAME PASS」のデメリット
次にデメリットについて述べていきます。
ゲームをあまり遊ばない人には無駄な出費
「よく考えたら、一カ月に数時間ぐらいしかゲームしてない」という人にとっては、毎月課金が必要な本サービスは、ランニングコストの無駄になるといえるでしょう。
お金の節約の基本は、毎月の固定費用をいかにおさえるかです。
必要のないサブスクの解約は必須なので、一年に数本しかゲームを遊ばない人にはあまりメリットはないかもしれません。
毎回XBOX LIVEの認証が必要
筆者的にこれが一番面倒でしたね。
新しくインストールしたゲームを起動すると、そのたびにXBOX LIVEの認証を要求されます。
複数のゲームをとりあえずパパパッとプレイしたいときなど、これがけっこう面倒くさい。
Steamのようなクライアントのばあい、この作業がないのは便利ですね。
システムドライブへのインストールを強制される場合がある
これもけっこう嫌だった点です。
システムドライブというのは、ようはCドライブです。WINDOWSのインストールされているドライブですね。
Steamのばあい、Dドライブなど空いているドライブにインストール可能ですが、「XBOX GAME PASS」のばあい、ゲームによってはCドライブ以外へのインストールをやらせてくれなかったりします。
具体的には『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』です。
皆さんが遊びたいゲームなのに、容量の少ないばあいが多いCドライブへのインストールを強要されてしまうのですね。
ちなみに『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』の容量は40Gあります。
これは本当にどうにかしてもらいたいですね。
Steamだと好きなドライブにインストールできるので、この問題はありません。
【追記】現在、XBOXクライアントが登場したため、インストールフォルダの変更が可能になりました。
アンインストールがやりづらい
Microsoftストアは、Steamのように使いやすいゲームライブラリが存在するわけではないので、アンインストールをするときは、普通にPCのアプリ一覧からアンインストールしなければなりません。
ゲームを探さなければならないばあいもあり、これが案外面倒くさい。
Microsoftが使いやすいゲームライブラリを作ってくれればいいだけなんですけどね。
【追記】前述のように、XBOXクライアントが登場したことで、クライアントからのアンインストールが可能になりました。ただうまくアンインストールができないなどの問題も発生することがあります。アプリ一覧からでもアンインストールできます。
MODの導入が困難
ゲームのインストールフォルダがややこしいところにあって、しかも隠しフォルダになっているため、直接フォルダ内をいじらなければならないようなMODの導入はやっかいなところがあります。
MODを導入して遊びたいゲームがあるばあいは、現状、普通にSteamで購入したほうがいいでしょう。
まとめ
月額1000円前後でゲームが遊び放題になる本サービス。
ゲーム好きな人や、ゲームを買い過ぎてしまう人には良いサービスだとは思います。
ただここまでに述べてきたように、ゲームクライアントとしての使いづらさは否めません。
とくにインストールフォルダをコントロールできないのは致命的ですね。【追記】前述のとおり、XBOXクライアントの登場で解決しました。
あと毎回XBOX LIVEの認証をしなければいけないのが本当に面倒くさい。
MOD導入も困難なので、そういうのが好きな人はSteamで買ったほうがいいかと。XBOX GAME PASSはあくまでテストプレイ用と割り切ったほうがいいかもしれませんね。
自分のゲームスタイルに合わせて、契約を検討するのがいいかと思います。