『Mechanic Miner』評価は「ほぼ好評」:自作マシーンで未知の惑星をサバイバル【ゲームレビュー】
自分で設計した大型マシーンで未知の惑星をサバイバルする『Mechanic Miner』。Hello Johnによって2019年5月22日からSteamで早期アクセス版が始まり、2020年2月21日に正式版が配信されました。
ゲーム的には『テラリア』ライクな2Dサバイバルですが、自分の操縦するマシーンを組み立てられるという特徴があります。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。前回のレビュー記事は以下のリンクから。
どんなゲーム?
本作は未知の世界を探索するサバイバルゲームです。自分の作ったマシーンを操作して敵と戦ったり資源を集めたりする『テラリア』といったところでしょう。
ゲームには「ストーリーモード」「クリエイティブモード」「サバイバルモード」があります。
「ストーリーモード」では未知の惑星から脱出するという目的があります。
「クリエイティブモード」はいわゆるサンドボックスモードで、無制限にクラフトをおこなうことができます。
「サバイバルモード」はストーリなしで、ランダム生成されたマップを延々とプレイできるモードです。
本作では70種類以上のパーツを組み合わせることによって、さまざまな種類のマシーンを作り出すことができます。車型のものから潜水艦や気球、足のついた歩行型のものまで、すべては想像力次第です。
ノリ的にはそんな感じですね。そういえば『Besiege』も2020年2月18日に正式版になりました。
敵を倒したりすることで経験値が得られ、レベルによってパーツなどがアンロックされていきます。未知の惑星には敵もいますので、それらを自作マシーンで駆逐していきましょう。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「ほぼ好評(71%、112人中)」となっています。
本作の良かった点については以下のとおりです。
・オリジナルのマシーンを造るのが楽しい。
・物理演算とメカを備えた『テラリア』。
・スチームパンク的なマシーンメカニックがクール。
・他のサンドボックス系サバイバルにはないオリジナリティ。
良かった点としては、本作の特徴でもあるマシーンの組み立てが多く挙げられていました。マシーンクラフトとサバイバルを融合させた内容は、これまでの同種のゲームとは一線を画したゲームになっています。
悪かった点としては以下のことが挙げられています。
・ゲーム進行やマップが退屈。
・造ったマシンをひたすら直すゲーム。
・ゲームの仕組みとマシーンクラフトが上手くマッチしていない。
・複雑な操作性。
・レベルが上がりにくい。またクラフトで必要な資源量が多すぎる。
敵にマシーンが壊されないよう、プレイヤーは修復をしなければなりません。頻繁にその作業をしなければならないのが面倒だと思う人も多いようです。
また経験値稼ぎや資源集めの面倒さ、操作性の問題なども指摘されています。バグは早期アクセスのころからはだいぶ取れましたが、ゲームの根本的な部分が合わないという人も見られます。
総評
本作は『テラリア』的な2Dサバイバルに、マシーンクラフトの要素を入れたサンドボックスゲームです。
『Besiege』などでマシーン造りに精を出していた人には合うかもしれません。逆に『テラリア』のようなサバイバルゲームを期待しすぎると、なんか違うということにもなってしまうとは思います。
あくまで「マシーン(動く家)で惑星を旅するゲーム」なので、そういう雰囲気が好きな人はプレイしてみるといいかと思います。
↓次回のレビュー記事。