『マナー・ロード』評価は「非常に好評」 レビューと感想ー中世都市建設シム【Steam】Manor Lords

ゲーム評価シミュレーション, レビュー

manor lords

都市建設から戦争までを体験できる中世シミュレーションゲーム『Manor Lords マナー・ロード』。

Slavic Magicが開発し、Hooded Horseによって、2024年4月26日に早期アクセス版がSteamで配信されました。ウィッシュリストは300万件を突破したそうで、Steamで注目を集めています。

建物の配置が自由で良さそうな感じなのニャ。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。

 

どんなゲーム?

Manor Lords マナー・ロード

本作は中世を舞台にした都市建設シミュレーションゲームです。

特徴としては、いわゆるグリッドに沿って配置をするタイプの建設シミュレーションゲームではなく、自由に道路や建物を配置することができます。

四角のマス目に建物を置かなくてもいいのニャ。

さらに、「訪問モード」を使うことによって自分の分身である領主を操作し、領地を探索することができます。自分で作った町を歩き回れるのは楽しいですね。

ゲーム自体はオーソドックスで、まずキャンプ地から始まって、木材を集めて伐採場を作って・・・というあのおなじみの流れです。この手のゲームをよく遊ぶ方であれば、すぐに理解できるでしょう。それと開発ポイントをつかって技術ツリーを解除していくというのもあります。

そしてこの手のゲームの難関である「冬越え」も健在。資源消費が2倍になるため、十分な準備をしておく必要があります。それ以外にも天候の概念もあります。

なんか複雑そうニャ。

「生活区画を5つ建設する」など段階的に課題があたえられますので、初心者でもそれに沿ってプレイしていけば徐々に覚えていけるようになっています。

それと本作のもう一つの特徴としては、戦争の概念があることですね。

ユニットタイプは歩兵・槍・長槍・射手の4種類。これらを民兵や傭兵から徴兵する形になります。

民兵はようするに住民を兵士として徴兵するので、解散してしまえばまたもとの仕事に戻せます。傭兵はお金で雇うタイプのものですね。ユニットは移動するだけでストレスが溜まっていきますので、適宜待機して休ませるといいでしょう。戦闘はちょっと『トータルウォー』っぽさもありますね。

ゲームは段階的に学ばせる形で進行するので、ゆっくりプレイしていくのがいいとは思います。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(92%、4763人中)」になっています。

前評判どおり好評だったのニャ。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。

良かった点

・自由に道や建物を配置できるのでオリジナリティを出せる。

・グラフィックが中世の雰囲気をよく醸し出している。

・外交・戦争の要素もあり、グランドストラテジー的な内容にもなっている。

・作業をする領民のモーションが細かい。

悪かった点

・難易度調整の項目があまり多くない。

・早期アクセス版なので未実装の部分が多々ある。

・住民たちが指令通りに動いてくれないことがある。

・軍事面でのAIが強く、プレイヤーがなかなか追いつけない。

まだ早期アクセスということもあり、バグ自体は今後のアップデートでなおっていくとは思います。

 

総評

本作は自由な都市建設に加え、戦争も楽しめるという内容になっています。そのため『トータルウォー』シリーズの都市建設が簡単すぎるという方は、本作を試してみるのもいいとは思います。

都市建設部分は冬越えもあり、『Banished』をプレイしたことのある方なら本作も合うのではないかと。

現在はまだ早期アクセス版なので、いろいろと足りないところもありますが、今後ユーザーの意見を反映して修正していっていただければと思います。