『Vertical Kingdom』評価は「非常に好評」 レビューと感想ーローグライクカード建築シム【Steam】日本語化可能

ゲーム評価シミュレーション, ローグライク

Vertical_Kingdom

ローグライクカードゲームと都市建設シミュレーションを組み合わせた『Vertical Kingdom』。

Farlight Games Industryが開発し、Freedom Gamesによって2024年4月15日にSteamで配信されました。

ローグライクカードゲームはいろいろな派生形が出ているのニャ。『Slay the Spire』は偉大なのニャ。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。

 

どんなゲーム?

動画名

本作は都市建設シミュレーションに、デッキ構築型ローグライクカードゲームの要素を加えた作品です。

プレイヤーは崩壊の危機に瀕している帝国の建築家として、国家再建に尽力することになります。

都市建設シミュレーション部分ですが、タイトルの『Vertical Kingdom』どおり、見下ろし型ではなく再度ビューの地形に建物を配置していきます。

「シムシティ」のような「自由な都市づくり」といった感じではなく、基本的にはリソースマネジメントゲームだと思ったほうがいいでしょう。

カードデッキで建設作業を進めながら、食料・水・レンガ・木材・石材・金属・税金といったリソースのバランスをいかに取るかといったことが求められます。

けっこう頭つかいそうだニャ。

ゲームの難易度自体は高めですね。人口を増やすのが目的ですが、かといって増えればそれだけ食料が必要になります。食料不足を補うために畑をつくれば水が減ったりなど、「何かを増やせば、どこかで不足が発生する」みたいな絶妙なバランスになっています。このやりくりがけっこう大変です。

土地もかぎられていますので、建物の配置をどうするかもちゃんと考えなければならないでしょう。

胃が痛くなりそうニャ。

そのぶん建設ローグライクゲームとしては手ごたえがあります。慣れたら何度も遊びたくなりますね。空き時間でちょっとプレイするみたいなのがやりやすいです。

ただ操作性として、肝心のカード選択がしづらいので、ここだけ何とかしてもらえればとは思います。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(82%、51人中)」になっています。

ちょっとぎりぎり及第点っぽいけど悪くはないのニャ。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。

良かった点

・ドット絵グラフィックがよく動いて楽しい。

・難しいけど中毒性のあるゲーム内容。

・日本語サポートがしっかりしている。

・隙間時間で手軽にプレイできる。

悪かった点

・UIがあまり直感的ではない。

・カード選択がやりづらい。

・バランスがシビアなことから、自由な建設ができない。

・画面の移動速度の初速が遅い。

UIが使いづらいことについては多くのユーザーが指摘していますね。手軽に遊べることに関しては好評となっています。

 

総評

都市建設シミュレーションとローグライクカードゲームを一緒にプレイしたいという方にはよい作品とは思います。

けっこうニッチな要望なのニャ。

ただゲーム自体は、建設ゲームというよりはリソース管理ゲームの側面が重視されていますね。方向性は違いますが、カルト宗教管理シミュレーションゲーム『The Shrouded Isle』を思い出しました。

日本語サポートもしっかりされていますので、興味のある方は試してみるといいとは思います。