『Punch Club 2』クリア!レビュー・評価・感想:サイバーパンクで繰り広げられる狂気とパロディ、そして数字を増やす中毒性

punch club2

Punch Club 2: Fast Forward』はLazy Bear Gamesが開発し、tinyBuildによって2023年にSteamでリリースされました。

今回無事にラスボスを撃破してクリアすることができましたので、前作の遺伝子を色濃く受け継ぎつつ、さらに混沌とした世界観へと進化した本作のプレイ感想をお届けします。

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 「バイト、飯、睡眠、訓練」の黄金ルーティンは健在

ゲームの基本システム自体は前作とほぼ同じです。

日銭を稼ぐために必死にバイトをし、そのお金で食料を買い、睡眠を取って体力を回復させる。その合間を縫ってジムや自宅で訓練に励み、ステータスをガツガツ上げては大会を勝ち上がっていく――という、あの忙しくも愛おしい育成ルーティンは健在です。

一度ハマると「あと1日だけ進めよう……」が止まらなくなる時間泥棒っぷりは相変わらずですね。

毎日カツカツの生活をしながら筋肉を鍛える……。筆者の大好きな、じっくり計画を立てて数字を増やす泥臭いルーティンなのニャ!

舞台はサイバーパンクへ!前作以上に「わけがわからない」ストーリー

前作もなかなかぶっ飛んだお話でしたが、今作のストーリーはさらに輪をかけて「わけがわからない」領域に突入しています。

舞台は一気に未来へ飛び、ネオンとテクノロジーに支配されたサイバーパンクの世界。前作はストーリーの進行に合わせてマップに様々な変化があり、旅をしている感覚がありましたが、本作は基本的に近未来の「街マップ」が中心となっています。

良く言えば一箇所に凝縮されていますが、悪く言えばずっと同じ街の中で物語がドタバタと展開していくため、シュールな世界観も相まって常に脳内が「???」で満たされること請け合いです(笑)。

サイバーパンクな世界でボクシングなんて、ロマンの塊なのニャ! でもストーリーがカオスすぎて、猫の頭じゃ追いつかないのニャ。

版権は大丈夫!?怒涛の映画・ゲームパロディ

本作の大きな見どころ(?)が、画面の至る所に仕込まれた映画やゲームのパロディです。忍者タートルズとか、ナイトライダーとか、いろいろ出てきます。

特に日本のゲーマーとして二度見せざるを得ないのが、名作『龍が如く』のパロディ。なんと「桐生一馬」や「真島吾朗」が、ほぼそのままの名前と姿で街の中に平然と登場しています。

「これ、セガさんに怒られないの? 版権は本当に大丈夫なのだろうか……?」と、プレイ中こちらが勝手にハラハラしてしまいました。

こうしたギリギリを攻める海外インディー特有のノリが好きな人にはたまらない要素です。

堂島の龍と嶋野の狂犬がこんなところに……!? 見た瞬間に変な声が出ちゃったのニャ。開発陣の度胸が座りすぎなのニャ。

ラスボス第三形態の壁と、まさかの救済措置

ゲーム終盤の難易度はなかなかのものですが、特にラスボスの「第三形態」はかなりの強敵として筆者の前に立ちはだかりました。

しかし、本作には非常にユニークな救済措置が用意されています。なんと、ボス戦で負けるたびに「ステータスポイントが3もらえる」という仕様になっているのです。

つまり、どんなにプレイヤースキルがなくても、あるいはビルドが完璧でなくても、「負け続けて時間をかけさえすれば、確実に強くなっていつかは倒せる」という設計になっています。

アクションゲームのような一瞬の反射神経は必要なく、じっくり時間をかければ誰でもクリアに到達できる、筆者のようなプレイヤーに非常に優しいシステムです(笑)。

負けてもタダでは起きない、まさに「根性論」をシステム化したような救済処置なのニャ。時間をかければ勝ち確なのはありがたいのニャ!

総評:数字を増やす快感に満ちた良作。ただし前作からのプレイを推奨!

総評として、ゲームとしての中毒性は極めて高く、最後の最後まで文句なしに楽しむことができました。

ステータスの数値がじわじわと上がっていくのを見るのが好きな人や、クリッカーゲーム、放置ゲームなどの「数字を増やすゲーム」が好物な人には間違いなく刺さる一本です。

ただ、ストーリーの繋がりや世界観のノリを100%楽しむためには、前作の知識が不可欠です。

「まだシリーズに触れたことがない」という方は、まずは前作からプレイすることを強くおすすめします。

効率よくステータスを上げるパズル要素がたまらないのニャ!気になった人は、ぜひ前作からセットで夜更かししながら遊んでみてほしいのニャ。

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