『Cult of the Lamb』レビューと評価・感想ー教団運営ローグライクアクション【Steam】
ローグライクアクションと教団運営シミュレーションを融合させた『Cult of the Lamb』。
Massive Monsterが開発し、Devolver Digitalによって2020年3月7日にSteamで配信されました。PS4/PS5/ニンテンドースイッチ/XBOX Oneでもリリースされています。
ゲームの雰囲気は似ていますけど、こちらは剣を振り回す近接攻撃が中心ですね。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作は『The Binding of Isaac』のようなマップ踏襲型ローグライクアクションに、教団運営要素の加わった作品になっています。
ゲームは主人公の子羊が、文字通り「生贄の羊」として旧き信仰の司教から殺されるところから始まります。
子羊は「待ち受けし者」の力で蘇り、司教らと対立する邪心教団を創設し、信者を集めて復讐の戦いへと赴きます。
アクション部分は、部屋ごとに区切られたマップを進んでいく、『The Binding of Isaac』形式のものですね。
最近のゼルダは3Dですしね。
攻撃手段は剣などの近距離攻撃と、回避行動が使えます。敵からのダメージが大きいので、敵の周りをぐるぐるまわるなどで攻撃をかわしながら、反撃していくのがいいですね。
本作の肝となるのは、このアクション部分よりも、「教団運営」の部分でしょう。
いわゆる街づくりシミュレーションゲームのように、資材を集めて、空き地に施設をどんどん建てていきます。
資材は木を切って木材を取ったり、石を砕いて石材をとったりと、サバイバルゲーム的な感じですね。信者がいれば手伝ってもらうことができます。
また信者たちは食料が必要です。ベリーをとったり、作物を植えたりで、信者たちの食料を確保しなければなりません。
このあたりの雰囲気はサバイバルローグライク『Don’t Starve』に似ている感じがありますね。とくに「ベリー」というのが『Don’t Starve』を彷彿させます。
信者は生贄にしたり、食料にしたりと、なかなかダークなこともできるようになっています。
緩和しているというか、ブラックユーモア的なゲームになっていますね。
教団をどんどん大きくする楽しさがあるので、なかなか中毒性の高いゲームに仕上がっています。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(90%、13815人中)」になっています。
発売から一週間で、すでに全世界売り上げで100万本を達成しているとのことですしね。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・キャラクターが可愛いけどグロイ。
・ブラックユーモア満載で変な笑いが出る。
・中毒性の高い教団運営システム。
・アクションが爽快。
・教団運営部分が難しめ。リソースカツカツ。
・作業の自動化解禁までが長いので、それまでに心が折れるかも。
・信者がすぐに死ぬ。もっと寿命を長くしてほしい。
・ローグライク部分があまり面白くない。
運営シミュレーション部分はサバイバル要素もあるので、ちょっと難しめとは思います。
ただ時間を掛ければ何とかなるかなといった難度なので、頑張ればクリアできるとは思いますね。
全体的には高評価なゲームです。
総評
本作はローグライクアクションよりも、教団運営部分に重点が置かれている作品と感じました。
そのため本格的なローグライクアクションゲームを望むと、肩透かしを食らうかもしれません。
ただキャラクターも可愛いですし、内容もなかなか面白いので、興味のある方はとりあえずデモ版をプレイしてみるのがいいでしょう。
グロや下品なネタが嫌いな人は避けたほうがいいかもしれませんね。