『Realpolitiks II』レビューと評価、感想ー複雑化したゲームシステム
現代地政学シミュレーションゲーム「Realpolitiks」の続編『Realpolitiks II』。
Jujubee S.A.が開発し、1C Entertainmentによって2020年11月19日に早期アクセス版がSteamで配信されました。
前作と比べてできることがかなり多くなりましたね。そのぶん、複雑化してしまったというところもあります。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作は現代の世界情勢をシミュレートした戦略ゲームです。
プレイヤーは世界のどこか一国を選び、国を繁栄させていかなくてはなりません。
武力のない国は、そもそも戦争しても勝ち目はないので、大国の庇護を得たりなどの手段で生き延びていかなくてはなりませんね。
ゲーム中でプレイヤーのすることは、貿易政策を決定したり、国民の生活を向上させたりなど、国家としての安定と繁栄を目指します。
前作との大きな違いは、やはり戦争でしょう。
前作ではユニットの移動とかはなく、どの国にどれだけの戦力を投入するかを決めればいいだけでした。
しかし本作では戦場内でユニットを動かさなければならなくなりました。
戦闘を楽しめる方ならいいのですが、筆者としては前作の手軽さのほうが良かったと思います。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「賛否両論(61%、139人中)」になっています。
前作からの変化が大きい分、意見がわかれるのは仕方がない部分もありますね。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・前作に比べてゲームに深みがある。
・様々な政体があり、プレイスタイルが多彩。
・スパイ活動が楽しい。
・プロジェクトの量が多くて、カスタマイズ性に富んでいる。
・UIが見づらくなり、直感的でなくなった。
・全体的にシステムが煩雑化している。
・最適化がうまくいっていない。
・戦闘が分かりづらい。
やはり前作に比べて複雑化していることから、「分かりづらい」という意見がかなり多く見られます。
筆者的には、前作の良さは「手軽さ」だったと思うので、複雑化させていく方向性はちょっと違うような気もしました。
総評
本作は、前作をより深く遊びたい方向けの内容となっています。
反面、前作の手軽さや、戦闘の分かりやすさを求めると、本作はかなり煩雑になってしまっています。
レビューでは、この煩雑なマイナーチェンジを受け付けないというユーザーも多く見られました。
前作のわかりやすさを期待すると外れとなるかもしれませんが、より深みのあるゲームが遊びたいという方には適しているかと思います。
前作のレビューは以下のリンクを参照してください。