『零 ~月蝕の仮面~』評価は「非常に好評」 レビューと感想ーあくまでリマスター版【Steam】
アクションホラー「零」シリーズ作品のリマスター版『零 ~月蝕の仮面~』。
コーエーテクモゲームスによって、2023年3月9日にSteamで配信されました。ニンテンドースイッチ/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|Sでもリリースされています。
そこが売りみたいなところもありますしね。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作はホラーゲーム「零」シリーズ第4作目『零 ~月蝕の仮面~』のリマスター版です。
一作目の『零 zero』は2001年に発売され、心霊写真を逆手にとった「カメラ撮影で霊を攻撃」というアイディアと、当時としては少なかった和風ホラーゲームというのがうまくかみ合ってヒット作となりました。
以降、2003年に『零 紅い蝶』、2005年に『零 -刺青ノ聲-』、そして2008年に本作のもととなる『零 ~月蝕の仮面~』がリリースされます。このころは、テクモはまだコーエーと合併していませんでしたね。対応機種はWii、Wii Uだったので、プレイした方も多いのではないかと思います。
『零』は海外では『FATAL FRAME』の名で知られていますが、『零 ~月蝕の仮面~』はこれまで海外移植されていなかったので、今回のリメイク&海外移植は海外の方にとっても朗報とは思います。
もとの方の作品はWii対応であったことからWiiリモコンとヌンチャクをつかった独特な操作でしたが、今回のリマスター版ではパッド・キーボード&マウス対応になっています。
ゲーム内容ですが、水無月流歌、麻生海咲、月森円香、霧島長四郎の4名を主人公としたマルチ視点でストーリーが進行していきます。
ちなみに本作はリメイクではなくリマスターなので、内容はwiiのとほぼおなじです。
またwiiからの移植なのでグラフィックもそこまで良いわけではありません。そのあたりをわかった上で購入するのがよいでしょう。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(90%、397人中)」になっています。
もとのゲームがwiiということもあって、ゲームの負荷自体はそこまで大きくないというのもあるのか、最適化問題でひっかかってはいませんね。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・和風ホラーの雰囲気が良い。
・手動でセーブができる。
・女性キャラクターが可愛い。
・wii版に比べていろいろ遊びやすくなった。
・懐中電灯でのアイテム探索がしづらくなった。
・クイックターンがとてもやりづらい。
・ダッシュと歩きの速度が大差ない。
・フォトモードで下からのアングルで撮影しようとするとキャラクターが消える。
wiiのヌンチャク操作のパッド移植なので、細かい部分で動かしにくいというのもあります。
ただ全体的には大きなバグも無く、最適化もうまくいっているので高評価になっています。
総評
前述したように、本作は「リマスター版」であって「リメイク版」ではありません。
wiiがベースになっているので、グラフィック自体はあまり期待しすぎないほうがよいでしょう。
ゲームは、和風ホラー感の良く出た作品になっているので、そういうのが好きな人は楽しめるとは思います。