Steam版『牧場物語 再会のミネラルタウン』レビューと評価・感想:シリーズ人気作のリメイク版|日本語化可能
「牧場物語」シリーズの人気作をリメイクした『牧場物語 再会のミネラルタウン』。マーベラスが開発し、XSEED GamesとマーベラスUSAによって2020年7月15日にSteamで配信されました。
リメイク元となっているのは『牧場物語 ミネラルタウンのなかまたち』『牧場物語 ミネラルタウンのなかまたち for ガール』の2作品ですね。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作はゲームボーイアドバンス用のソフトとして、2003年4月18日にマーベラスより発売されたゲーム『牧場物語 ミネラルタウンのなかまたち』のリメイク版です。
2003年4月18日には『牧場物語 ミネラルタウンのなかまたち』の主人公が女の子になった『牧場物語 ミネラルタウンのなかまたち for ガール』が発売されています。本作ではその内容も含まれたものになっています。
『牧場物語 ミネラルタウンのなかまたち』はもともと初代PSの『牧場物語 ハーベストムーン』をリメイクした作品で、本作はリメイクのリメイクということにもなります。
本作は、2019年10月17日にニンテンドースイッチからすでに発売されています。ニンテンドースイッチでは初の「牧場物語」シリーズとなりますね。
元となる作品からイラストを一新しており、追加キャラクターもいますので、旧作をプレイしたことのある方でも楽しめるかと思います。
ゲーム内容は、いわゆる「ファーミングシミュレータ」です。
プレイヤーは荒れた農地を開墾し、作物を植えて収穫することでお金を稼ぐことができます。
また動物を飼ったり、人びととの交流によって好感度を上げていったりなど、牧場でのスローライフをまったりと楽しむことができます。
しかし実際は一日にやることが多く、本気でプレイするとまったりといえないぐらいに忙しくなったりします。このあたりは他の類似ゲームでもおなじようなことがいえるでしょう。
本作は初期のころの「牧場物語」のシステムなので、初心者でも入りやすい内容になっています。
このシリーズは農業だけでなく、人付き合いも楽しめるのがいいですね。好感度の高い相手とは結婚することもできますし、子どもも生まれます。同性婚も可能です。
日本語もサポートされていますが、気になるのはやはりお値段でしょう。
6,380円と、Steamのゲームとしてはかなり強気です。しかも配信後の割引もいっさい無し。
さらにいえば、日本はいわゆる「おま値」です。世界で一番高いです。
アメリカは49.99ドルですね。
ゲーム自体は面白いので、予算が許すのであればプレイしてみるのもいいかと思います。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(96%、125人中)」になっています。
一方で、日本人の書き込みがまったくないのが気になりますね。やはり値段が強気すぎたのかもしれません。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・『牧場物語 ハーヴェストムーン』が好きだったので懐かしい。
・キーボードとマウス操作で問題なくプレイできる。
・もとの良さを残したグラフィックがいい感じ。
・BGMが良い。
・1日の時間の進みが速い。もう少しまったりしたい。
・キャラクターデザインは昔のほうが良かった。
・あくまで昔のゲームなのに値段が高すぎる。
懐かしさにつられて購入しているユーザーが多く見られます。
一方で、強気すぎる値段に対しての批判も見られますね。日本よりは安いですけどね。
総評
本作は、ゲームシステム自体は完成されたものになっているので、楽しめるのは間違いないかと思います。
ただ値段が値段ですし、ニンテンドースイッチを持っている方はあえてSteam版を買うことはなさそうな気もします。
ニンテンドースイッチを持っていなくて、PCで遊びたい人用といったところでしょうか。
待てる人はセールまで待つのもありかと思います。