『Loop Hero』レビューと評価・感想ー放置系ローグライクRPG

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Loop Hero

バトルも移動も全自動の放置系ローグライクRPG『Loop Hero』。

Four Quartersが開発し、Devolver Digitalによって2021年3月5日にSteamで配信されました。

けっこう中毒性の高いゲームになっていますね。ひさびさのヒット作です。

戦闘がすべて自動というのも、気楽に遊べていい感じです。

ローグライクの新しい可能性なのニャ。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。

 

どんなゲーム?

Loop Hero

本作は放置系ゲームにローグライク要素を加えたような内容になっています。

ただ「放置系」といっても、本当に放置してしまうわけではありません。ゲームシステムが放置系に近いというだけです。

ゲームでは円周の通路を、主人公が延々と自動的にまわり続けます。

敵にぶつかったら戦闘が起こりますが、これもぜんぶ自動です。

だったらなにをやるのかといえば、敵を倒したあとにゲットできる武器や防具を装備させたり、地形カードを配置したりといったことです。

地形カードは置き方によって、主人公の最大HPを増やしたり、回復させたりといった効果があります。また資源を得たり、新たな敵を出現させることもできます。

それ以外にも、スタート地点にあるキャンプで資源を消費することによって、施設を造ることもできます。

マップをぐるぐるまわるたびに装備や地形を強化し、だんだんと主人公が強化されていくのがゲームの中毒性を生んでいますね。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「圧倒的に好評(95%、6561人中)」になっています。

さすがに評判がいいのニャ。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。

良かった点

・ローグライクゲームの新たな方向性。

・中毒性が高くてやめどきがわからない。

・装備を考えたりするのが楽しい。

・主人公が徐々に強くなるのが楽しい。

悪かった点

・システムの説明がわかりづらい。わかるまでけっこう時間がかかる。

・画面の変化に乏しい。

・基本的にプレイヤーのできることが少ない。

・放置系ゲームに耐えられるかどうかで評価が変わりそう。

中毒性の高さが良い点として多く挙げられている一方、地味で変わり映えのしない画面や、基本的には数字とのにらめっこになるという点で評価が分かれるとは思います。

 

総評

『Slay the Spire』のフォロワーゲームばかりになってきたローグライク業界に、新たな方向性を示す作品として登場した本作。

徐々に主人公が強くなっていくという放置系ゲームの楽しさと、死なないように生き延びる手段を模索するローグライクゲームの面白さをあわせもった作品になっています。

システムを理解するのに少し時間がかかると思いますが、それを乗り越えたらゲームが楽しくなってくるでしょう。

値段も安いので、なにか面白いローグライクゲームを探している方は、本作を試してみるといいかと思います。