【Civ7初心者向け講座#5】3つの時代について(古代・探検・近代)
『シヴィライゼーションⅦ』(『Civ7』)のシステムを段階的にきちんと理解しようという「初心者向け講座」の第5回目は「3つの時代について(古代・探検・近代)」です。

そうですね。時代ごとにリセットのようなものがかけられますので、いわゆるスノーボールでどんどん勝っていくということがしにくくなりました。
とはいっても、やはり前の時代からいろいろ受け継ぐこともできますので、前の時代で有利だった人は、次の時代でも有利なわけです。
今回はなにがリセットされてなにがリセットされないのか、そのシステムを見ていきましょう。前回の講座は以下のリンクを参照してください。
3つの時代について
時代が進行する条件
時代は「時代の進行」ゲージが100%になると、次の時代に移ります。これは画面左上に表示されています。これは全プレイヤー共通のものです。
ゲージが増えるタイミングですが、ターンを進めることでも少しずつ増えていきますが、プレイヤーの誰かがレガシーパスのマイルストーンを解除することで大幅に増えます。

次の時代への移行は、ターン数で見ると標準速度で150~200ターンぐらいですね。
ネット対戦用の2倍速でもだいたい100ターンぐらいはかかります。

「危機」のおとずれ
「時代の進行」が90%を超えるあたりから、「危機」がおとずれます。
具体的には、デバフの内容のカードをスロットに配置しないといけないのですね。
開発者としては「時代の最後をエキサイティングにしたい」そうですが、ユーザーの受けはあまりよろしくないようです。

選び方によってはデバフにならない場合もあるので、うまく選んでいくといいでしょう。
またオプションで危機を必要なものだけにすることもできます。
時代が移るときにやること
時代が移ると、まずつぎの文明を選ぶところからはじめます。
指導者・文明固有のものか、ゲーム中で条件解除した文明しか選べません(ただアップデート1.2.2によって、現在は何でも選んでOKのような設定にすることもできます)。

つぎにマイルストーン解除で得たレガシーポイントを振り分けていきます。できるだけ多くのマイルストーンを解除したほうが、多くのボーナスを得ることができるでしょう。
「都市」は「町」にもどされる
時代が移ることで失われるものですが、まず首都以外の都市はすべて町にもどされます。
ただ首都以外で出力の大きな都市があった場合、レガシーポイントの振り分け時に遷都を選ぶことで、もとの首都は都市になります(つまり都市を2つにできる)。
遷都はコスト0でできますので、状況に応じてつかっていきましょう。

それと経済レガシーパスのマイルストーンを最後まで解除することで、前の時代のすべての都市が都市でありつづけることができます。
都市を残したい人は、経済レガシーパスを進めていくのもいいでしょう。ただ探検時代の解除条件である「財宝船団を30個本土に送り付ける」は作業感が半端なく、けっこう面倒くさいのであまりやりたくはないというのがあります。

本作は労働者をなくすなどしてマイクロマネジメントを減らすためにいろいろ工夫してはいるのですが、財宝船団とか布教とかの作業感はどうにかならなかったのかとは思います。
あと町の専業もリセットされるので、べつの専業を選ぶことができるようになります。前の時代で「やらかした!」と思った人は、次の時代で変えればいいでしょう。
それと次の時代には居住地上限が増えます。居住地上限に達している人はあらかじめ開拓者を用意しておき、時代が変わる直前に新しい町を作って、上限突破のデバフを受けずに次の時代の町を増やすという方法もあります。
建造物・資源の出力変化
時代が変わると建造物や資源の出力が変化します。
「時代の影響を受けない」と書かれているもの以外は、すべての隣接効果が失われ、基本的には出力も落ちます。
具体的には出力が探検時代で+2、近代で+3になります。
ただレガシーパスを最後まで進めたときに得られる「~の黄金時代」の建造物は出力が変わりません。
たとえば古代の科学レガシーパスを最後まで進めると「アカデミーの黄金時代」が得られます。すると次の探検時代で、アカデミーの出力が古代のときのまま保持されます。

それと前の文明の効果で建造物にバフがかかっていたものも失われます。
火山噴火や川の氾濫で増えた土地の産出量もリセットされます。
ユニットのリセット
民間人ユニット(斥候・商人・開拓者など)はすべて失われます。
軍事ユニットについてですが、まず位置がリセットされます。
敵地に攻め込んでいる最中でも、「時代の進行」ゲージが100%になれば強制的に戦争終了で、ユニットは自陣にもどされます。
古代から探検時代に移ったときは、攻囲ユニットもぜんぶなくなります(探検→近代はOK)。
いっぽうで軍団・艦隊司令官は失われません(ただし死亡していた場合は復活しない)。
ユニット数ですが、陸軍ユニットの場合は最低保障値(古代6、探検時代9)に加えて、司令官が保持できるユニット数は持ち越すことができます。
ユニットが最低保障値以下の場合は、最低保証値まで歩兵ユニットがもらえます。
海軍ユニットの場合は、艦隊司令官が保持できる数までしかキープされません。

ちなみに探検時代は、無料でコグ船を一隻もらえますね。
宗教・交易について
民間人ユニットがぜんぶ消えてしまうため、交易路もぜんぶ失われます。
また宗教の効果も失われます。
探検時代では祭壇のパンテオン効果がなくなり、近代では宗教自体がなくなります(ただし探検時代で文化レガシーパスを最後まで完了させれば、自文明の宗教創始者の信仰を維持できます。)

いっそのこと、交易・宗教ユニットをなくしてほしいですね。ゲーム中に存在を忘れてしまうこともあるので、管理の面からすると労働者よりも面倒です。
外交関係のリセット
他文明との同盟・戦争関係や、独立勢力との関係もリセットされます。
そのため、同盟は組み直さなければなりませんし、宗主国になっていた場合はもういちど影響力を払わないといけなくなります。

ただ完全にリセットされたわけではなく、あるていどは前の時代の関係が続いています。
仲が良かった勢力とは仲がいい感じですし、悪かったばあいは悪い感じです。

独立した技術・文化ツリー
技術・文化ツリーは各時代ごとに独立したものがあります。そのため、次の時代になると一からツリーを進めていかなければなりません。
前の時代でリードできていたからといって、次の時代でリードできるわけではないので、時代ごとに取り方を考えていくのがいいでしょう。
まとめ
時代が分れたことで、これまでのシリーズとプレイ感覚がだいぶ変わってしまいましたが、時代内でやることは基本的にはおなじです。
古代から探検に移ると、マップサイズが広くなるので、あらかじめ探索の準備をしておくのがいいでしょう。

それではまた次回の講座でお会いしましょう。