『Tank Mechanic Simulator』評価は「ほぼ好評」:戦車修理シミュレータ【新作レビュー】
第二次世界大戦時の錆びついた戦車を直すという、設定からしてマニアックな修理シミュレータ『Tank Mechanic Simulator』。DeGeneralsが開発し、PlayWay SAによって2020年2月21日にSteamで配信されました。
PlayWay SAは車修理の「Car Mechanic Simulator」シリーズや、飛行機修理の『Plane Mechanic Simulator』など、さまざまなシミュレータを配信してきたことで有名です。泥棒シミュレータの『Thief Simulator』も話題になっていましたね。
こういうのが好きな人は一定数いますから、売れているとは思います。筆者もこの手のシミュレータをけっこう遊んでますしね。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。前回の記事は以下のリンクから。
どんなゲーム?
本作はゲームタイトルどおり、第二次世界大戦時の戦車を整備していくというものです。
戦車の博物館に展示するためですね。
本作では、まず戦車を見つけることから始めます。
地面の下ですね。
実際にフィールドに出向いて、金属探知機などを使って場所を特定し、地中から戦車を発掘するという作業をしなければなりません。
発掘したあとは、戦車の泥や錆を落とし、塗装をしたりパーツを取り替えたりと、「Car Mechanic Simulator」シリーズのように整備していきます。
昔の戦車ですので、錆がひどかったり、壊れていたりなど、かなり悪い状態です。車整備の比じゃないレベルのコンディションの悪さですね。
しかし戦車好きの人なら、じっさいに分解するとどうなるかなどがわかって楽しいかと思います。
ちなみに戦車はアメリカ、ドイツ、ソ連のものが用意されています。またじっさいに搭乗することもできます。
ユーザーの評価
配信後のSteamでの評価ですが、「ほぼ好評(72%、259人)」となっています。
以下に良かった点、悪かった点をまとめます。配信直後のクラッシュなどについては環境の問題もあるので省きます(筆者の環境でクラッシュは発生していません)。
・中毒性のあるゲーム。戦車愛好家なら確実にハマる。
・BGMも良く、ゆったりとした気分で遊ぶことができる。
・車の整備に興味があるなら普通に面白い。
・グラフィックが良い。
・プラモデルを作っているような楽しさ。
・ロードが長い。
・修理を繰り返すだけなのでゲームが単調。
・操作性が悪い。
・戦車の発掘作業がイライラする。
・UIが使いづらい。
・チュートリアルが不親切。
良かった点として多いのは、やはりグラフィックの良さ、そして中毒性の高さ(戦車マニアなら)でしょう。
自分でじっさいに戦車を整備するというのは、戦車好きにはたまらないかと思います。
逆に悪かった点として挙げられているのは、操作性の問題やUIの使いづらさ、ロードの長さ、あとゲームが単調という点です。
戦車に興味がないと、整備作業はやはり単調に思えるかと。じっさい「作業」ですしね。
総評
本作は戦車の発掘から洗浄、修理までをすべておこなうことのできるシミュレータです。
戦車が好きならば、じっさいに分解してそのパーツを立体的に見ることができるのは楽しいかと思います。戦車の「資料」として購入しておくのもいいですね。
逆に戦車に興味がないと、作業を繰り返すことに飽きてしまうかもしれません。
あくまで「戦車を愛でるゲーム」なので、そこで楽しめるかどうかが大きくわかれるかと思います。