『Temtem』評価は「非常に好評」:ポケモン風MMORPGー日本語もサポート【ゲームレビュー】
見るからにポケモンなMMORPG『Temtem(テムテム)』。Cremaが開発し、Humble Bundleによって2020年1月22日にSteamで早期アクセス版が配信されました。日本語もサポートされています。
それはわかりませんが、内容的にもポケモンっぽいというかそのままですね。
Steamでは大人気で、早期アクセスながら売り上げが50万本を超えました。また正式版配信時には、PS4/Xbox One/ニンテンドースイッチでの配信も予定されています。
今回は本作のレビューと感想、評価についてお届けします。前回のレビュー記事は以下のリンクから。
どんなゲーム?
ひとことでいえばMMOでポケモンをプレイするといったゲームです。
ちなみにこの世界のモンスターは、タイトル名どおり「テムテム」と呼ばれています。
主人公の目的は、各地を旅してジムを制覇し、最強のポケモンマスターならぬテムテムテイマーを目指すことです。
ゲーム開始時にはコンスタンチノス博士から3体のポケ――テムテムのうち1体をもらえます。
テムテムには12のタイプがあり、それぞれ相性があります。
たとえば精神タイプ(緑)なら、「中立タイプと格闘タイプに強く、クリスタルタイプに弱い」といったところですね。公式で一覧表があるので利用するといいでしょう。
町の外を歩くと、野生のポケ――テムテムとランダムエンカウントします。
戦闘では最大2体同時に戦わせることができます。相手も最大2体で攻撃してきます。
野生のテムテムを捕らえるにはモンスターボールならぬ「テムテムカード」を使います。
配信されているのだから、大丈夫なんじゃないでしょうか。デジモンなんてのもありましたし。
ポケモンとの大きな違いは、MMOなので他のプレイヤーもいるということですね。他のプレイヤーと対戦や協力プレイもできます。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(88%、16,405人中)」です。
良かった点、悪かった点について以下にまとめます。
・ポケモンより難しく、やりごたえがある。
・ボリュームのあるゲームプレイ。
・2vs2のバトルやスタミナ管理により、バトルの戦略性が高い。
・運要素のない戦闘(技が100%決まる)。
・対人戦はMOBA(『リーグオブレジェンド』みたいなゲーム)みたいに、テムテムのBan&Pickがあって面白い。
・心地よいBGM。
・テムテムが可愛い。
・マップがわかりづらい。
・序盤から難度が高い。
・テムテムの育成がポケモンに比べて大変。
・戦闘に時間がかかり、テンポがよくない。
・敵の弱点がわかりづらい。
・序盤のテムテムの種類が偏っている。
良かった点としては、戦略性の高いバトルが多く挙げられています。
2vs2で戦うことから、戦略の幅が広がります。
また運要素が排除されているので、攻撃の手順などは重要になるでしょう。
悪かった点としてはマップのわかりづらさや難度の高さ、戦闘のテンポの悪さ、育成のしづらさなどが挙げられています。
戦闘のテンポについては、戦略性との兼ね合いがあるので難しいところですね。2vs2でバトルをしているので、時間がかかるのもやむを得ないでしょう。
難度の高さについても、主観的な問題もあるのでどうともいえません。難しいほうがいいというプレイヤーもいます。
全体的には好評な様子ですし、まだ早期アクセスの段階なので、細かい部分は今後改善されていくかと思います。
総評
本作はポケモンライクのMMORPGですが、2vs2での対戦など、ポケモンよりも戦略性の幅の広いバトルをおこなえるようになっています。
またゲームの難度も簡単すぎず、大人でも楽しめる作りになっています。
総評としては「難度高めのポケモン」といったところでしょうか。
まだ早期アクセスなので今後どうなるかはわかりませんが(いろいろな意味で)、PCでポケモンをプレイできるというのはいいことだと思います。