『オクトパストラベラー II』評価は「非常に好評」 レビューと感想ー正統進化した続編【Steam】
ドット絵と3DCGを融合させ、伝統的なRPGと新しさも融合させたことで評価の高かった前作の続編『オクトパストラベラー II』。
スクウェア・エニックスによって、2023年2月25日にSteamで配信されました。PS4/PS5/ニンテンドースイッチでもリリースされています。
良くも悪くも基本的には前作の正統進化となりますね。独立したストーリーなので、前作をプレイしていなくても問題はありません。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作は伝統的なコマンドバトルに新要素を加えた「古くて新しい」RPGです。
ドット絵と3DCGを融合させた美麗なグラフィックが本作の売りの一つでもありますね。「近年の実写的な3DRPGはどうも忙しすぎて合わない」という、ファミコンやスーファミ世代の方にも安心な設計になっています。
本作では前作同様、8人の主人公がいて、それぞれがそれぞれのストーリーを繰りひろげていきます。
主人公ごとに特徴やスキルがあり、それをうまく使って冒険を進めていく形ですね。
本シリーズの、古参ゲーマーへの受けがいいのは、やはりジョブシステムやアビリティの存在でしょう。これらを組み合わせることで、自分好みのキャラクターを作り上げていくことができます。
それとコマンド戦闘は、敵の弱点をついて「シールドポイント」を減らし、ブレイク状態にして大ダメージをあたえるというのが基本戦略となります。
単に「たたかう」を連打していればいいわけではないため、敵ごとに戦い方を考えなければなりません。
基本的には前作同様、コツコツとレベリングをする必要があります。近年のあまりレベリングをしなくていい作品に慣れていると「面倒くさい」と思ってしまうかもしれません。
ただキャラクターを育てたり、レベリングを楽しんだりと、「昔ながらのRPG」をプレイしたい方には本作はマッチしていると思います。
前作を楽しめた人は、本作も楽しめるでしょう。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(93%、271人中)」になっています。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・幻想的なドット絵調グラフィックがすばらしい。
・前作から極端に変な変更もなく、安心して楽しめる。
・全体的にボイスが増えた。
・それぞれの主人公のストーリーが面白く、深みもある。
・文字が小さいため、画面が小さいと読みづらい。
・町によってはセーブポイントがわかりづらい。
・場所によっては敵が強すぎる。
・レベリングがやはり面倒。
2ということもあり、基本的に1が好きな人が買うため、問題なくプレイできている感じです。
ゲーム自体が育成要素のあるものなので、レベリングは必要不可欠だとは思いますね。
総評
本作は、前作のシステムを受け継いだ正統進化の続編です。
ユーザーの気持ちを逆なでするような変な改悪もなく、丁寧に前作をひきついだ内容になっています。
ストーリー自体は独立していますので、「本作のキャラクターイラストのほうが好み」という方は本作からプレイしてしまってもいいでしょう。
ファミコン世代、スーファミ世代にはヒットする作品となっています。