『Out of Space』正式版配信!評価は「ほぼ好評」:『Knights of Pen and Paper』の開発者による宇宙船協力ストラテジー【新作ゲームレビュー】
RPG「Knights of Pen and Paper」シリーズのデベロッパーBehold Studiosによる、宇宙船を舞台にした協力型ストラテジーゲーム『Out of Space』。2019年4月24日に早期アクセスが始まり、2020年2月26日にSteamで正式版が配信されました。日本語もサポートされています。
見た感じでは取っ付きやすそうなゲームですね。
今回は本作のレビューや感想、評価をお届けします。前回のレビュー記事は以下のリンクから。
どんなゲーム?
本作は宇宙船を舞台にした協力型のストラテジーゲームです。
言葉どおり、複数のプレイヤーが協力して目的を達成するというものです。最大4人までのCoopが可能です。
内容は、宇宙船の家に引っ越した主人公たちが、掃除をしたり、エイリアンに対処したりしながら、住める家へと変貌させていくといったものです。
基本的には宇宙船のお掃除ゲームですね。
すべての部屋をきれいに掃除しつつ、電力を供給することが目的です。
ゴミはリサイクルすることで資金に変えることができます。この資金を使ってバッテリを購入し、各部屋に電力を供給します。
プレイヤーは飢えや睡眠欲求もあるので、食事や休憩も必要になります。そのため野菜を育てて料理しなければなりませんし、休憩用のソファやベッドも配置しなければなりません。これらもゴミなどから得た資金で購入することができます。
フレンドと協力して、短時間でぱっと遊べるアクションストラテジーゲームです。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「ほぼ好評(79%、247人中)」となっています。
良かった点は以下のとおりです。
・シンプルで協力プレイが楽しい。
・グラフィックがキュートでコミカル。
・短いプレイ時間でさくっと遊べる。
・協力プレイの新しい可能性。
グラフィックや協力プレイの楽しさが良かった点として多く挙げられていました。ゲームのコンセプトが「協力プレイ」なので、その点に関しては面白く作られています。
似たゲームとして挙げられているのは、協力型料理ゲーム「オーバークック」シリーズですね。たしかに似たプレイ感覚がありますが、あちらほど忙しくはないかと思います。
つぎは悪かった点について。
・ソロプレイは微妙な感じ。
・ゲーム内容が薄い。
・あくまでパーティゲーム。長く楽しめるものではない。
・敵の種類が少ない。
カジュアルなパーティゲームなので、内容自体は薄めですね。
ソロプレイはたしかに微妙な感じというか、早期アクセスが出たばかりのころは一人でクリアは困難というレベルでした。お掃除ロボットが最初から使えることで、このあたりは緩和されています。
基本的には、やはりフレンドとわいわい遊ぶ系のゲームだと思います。
総評
本作は取っ付きやすいストラテジーゲームで、最大4人までの協力プレイが可能です。
プレイ時間もそれほど長くは無いので、フレンドで集まってさくっとプレイするにはちょうどいいゲームかと思われます。
一方、パーティゲームであることから、一人でプレイするとちょっと微妙な感じになるかもしれません。ソロプレイならもっとガッツリしたストラテジーゲームをプレイしたほうがいい気はします。
あくまで「オーバークック」シリーズのような協力型アクションゲームなので、人を選ぶゲームだとは思います。