『推しのラブより恋のラブ』評価は「圧倒的に好評」:王道展開の百合ラブコメ【新作レビュー】
王道展開のドタバタ百合ラブコメ『推しのラブより恋のラブ』。SukeraSomeroが開発し、HUBLOTS, mirai worksによって2020年2月28日にSteamで配信されました。
本作は日本語以外にも英語と中国語(簡体字、繁体字)がサポートされています。それでSteamストアページでの評価が世界レベルで圧倒的に良かったので、気になってプレイしてみたという次第です。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。前回のレビュー記事は以下のリンクから。
どんなゲーム?
基本的に面白そうならなんでもありのサイトなので。
本作はオーソドックスな恋愛ノベルゲームです。ゲーム中には選択肢があります。
内容ですが、ソーシャルゲームにはまって推しキャラを出すために大金を使うも、一度も当たったことのないOLの「速星あくる」と、ガチャ運がやたらといい女子高生の「古館恋」の恋愛物語になります。
恋があくるのスマホで推しキャラを出したのがきっかけで、二人は知り合います。
あくるはスマホの画面の推しキャラに向かって「結婚しよ」といったのですが、恋は自分にいわれたと勘違いして、それからあくるにアタックをかけるようになりました。やがて同棲することになるといったストーリーです。
登場人物があくると恋、それとあくるの幼馴染・錦志乃に絞られていて、わかりやすい内容になっています。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「圧倒的に好評(98%、1,034人中)」になっています。
海外勢のレビューを中心に良かった点を以下にまとめます。
・私の人生の一部になった。
・イラストがきれいで良い。
・中国がこの分野で追いつくのはまだ時間がかかる。
・漫画のような王道展開。
・エネルギッシュな物語。
・百合は正義。
・私はとてもシンプルだ。あなたは百合を見せて、私はお金を払う。
ストーリーの良さや取っ付きやすさが良かった点として多く挙げられていました。すでに信者的な人も生まれていますね。
悪かった点については以下のとおりです。
・ストーリーが短い。
・フォントが見づらい。
・解像度が低いので、高解像度大画面での引き延ばしプレイがきつい。
内容自体についての批判はほとんど見られず、ストーリーの短さや解像度の問題が挙げられていました。
分野的に興味のある人が買うものなので評価は高くなりがちですが、それを差し引いても好評なゲームといえるでしょう。
総評
本作は漫画のような王道展開の百合ノベルゲームです。ゲームシステム自体はとくに目新しいものはなく、普通のノベルゲームになっています(目新しいノベルゲームをプレイしたい人は『マルコと銀河竜』がおすすめです)。
ジャンル的にはニッチな分野ですが、世界レベルで受け入れられているのはSteam配信ならではといったところでしょうか。
Steamストアページにデモ版があるので、気になる方はプレイしてみるといいかと思います。