Steam版『東方の迷宮 幻想郷と天貫の大樹』レビューと評価・感想ーコスパの良いやり込みRPG
前回Steamの『Remyadry(レミャードリィ-七曜の迷宮)』という東方ProjectのウィザードリィパロディRPGをレビューしましたが、今回は『東方の迷宮 幻想郷と天貫の大樹』というダンジョンRPGが評判が良いとのことでプレイしてみました。
本作は偽英国紳士団が開発し、CUBETYPEによって2021年8月24日にSteamで配信されました。
ちなみに筆者は東方のことは詳しくないので、ゲーム自体の良し悪しを中心にレビューさせてもらいます。
どんなゲーム?
本作は『東方の迷宮2』として発売されていた同人ゲームを、追加要素を加え、さらにキャラクターを描き直した作品になります。
ゲームでは12人パーティ(戦闘に参加できるのは4人まで)を編成し、見下ろし型のダンジョンを潜っていきます。
仲間はダンジョンの途中でどんどん加わっていき(加入条件がある場合も)、最終的には50人以上にもなります。
参加していないキャラも経験値が入るようになっているので、レベル差が大きくなることはないでしょう。
本作の特徴としては、属性がかなり重要になってくる点ですね。
属性が合っていないと、レベルを上げても一方的に倒されてしまうこともあります(その逆もあります)。
それとボス戦では、ボスのレベルより下のレベルで倒したばあい、ボーナスアイテムをゲットすることができます。
キャラレベルの上げ下げは自由にできるので、低レベル攻略を目指してみるのもいいかもしれません。
RPGとしては難度高めですが、お金の力でパラメータをいくらでも上げることができるので、やり込みまくればクリアできるかと思います。
なんにせよ、最終手段としての「レベルを上げて物理で殴る」は可能なので(時間さえあれば)、好きなキャラでプレイするのがいいとは思います。
ちなみに操作はキーボードでおこなうことになります。
キーボード操作の説明
“Z" 決定ボタン
“X" キャンセル / メニューボタン
“A" ダンジョン内でマップ表示
“S" ダンジョン内で敵との遭遇率を200%へ強制上昇
“ALT+F4" ゲーム終了
筆者は「JoyToKey」というソフトを使って、パッドに割り当ててプレイしています。キーボードプレイが慣れていない人は、「JoyToKey」でパッドプレイをするのがいいでしょう。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(88%、90人中)」になっています。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・中毒性があり、やり込み要素が多い。
・キャラクターが可愛い。
・ダンジョンが手軽でプレイしやすい。
・歯ごたえのあるボス戦。
・UIが不親切。
・ソートが無いのでアイテム整理ができない。
・スキルの振り直しをするときは、すべてリセットしてからやり直さないといけないので面倒。
・全体的にプレイに時間がかかりすぎる。
ゲームの中毒性は高く、手軽にレベル稼ぎができるので(Sキーですぐに敵と戦える)、プレイ自体は楽しいものになっています。
ただ獲得できるアイテムが多いわりには整理整頓ができなかったり、スキルのちょっとした振り直しが不便だったりと、細かい点でアラが見えますね。この点は『Remyadry』のほうが振り直しの手軽さがありました。
総評
手軽にレベル稼ぎができる一方、メンバー構成を考えなくてはいけない高難度なボス戦があるので、緩急がうまく備わっているゲームだと思います。
筆者は東方のことはよくわかりませんが、ハクスラ系RPGとして楽しめていますね。
やり込もうと思ったらかなりのプレイ時間になりそうなので、コスパは良いほうかと。
ダンジョンRPGに興味のある方は、東方関係なしにプレイしてみてください。