『パズル探偵スカウト』評価は「好評」:パズルを解いて殺人事件を解決しよう【新作レビュー】
パズルを解いて事件を解決するアドベンチャーゲーム『パズル探偵スカウト』。Mediatonicが開発し、The Irregular CorporationによってSteamで配信されました。日本語サポートされています。
本作は2020年3月5日にニンテンドースイッチからも配信されています。「失われたデータの陰謀」というサブタイトルもついていますね。
本作は日本とイギリスの共同開発という形でおこなわれています。日本からは『逆転裁判』『ビューティフル ジョー』などの音楽を手がけた杉森雅和氏、『はーとふる彼氏』のクリエイターである玻都もあ氏も参加しています。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。前回のレビュー記事は以下のリンクから。
どんなゲーム?
ゲームはミステリーアドベンチャーに、ピクセルパズル(お絵かきロジック)を組み合わせたものになっています。いわゆる『ピクロス』みたいなやつですね。
ゲームの舞台は、1996年のロサンゼルスです。
主人公のホナー・ミズラヒは女優で、人気のミステリー番組に出演していました。
あるとき、ホナーは番組を降板になってしまいます。しかしクビをいいわたした番組プロデューサーが死亡してしまったことで、ホナーは疑いをかけられます。こうしてじっさいの殺人事件に巻き込まれることになってしまいました。そしてホナーは、記憶喪失のロボット「スカウト」とコンビを組み、探索を始めるといった内容です。
ゲームではノベルゲーム形式で物語が進んでいきます。事件捜査では現場を探索することで、パズルモードに突入。いわゆるお絵かきロジックを解いていきます。
テンポのいいストーリーや、個性ある登場人物たちなど、気軽に楽しめる内容になっています。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「好評(100%、23人中)」となっています。サンプル数は少ないですが、評判はいいようですね。
良かった点は以下の通りです。
・ストーリーが面白い。
・ユニークなキャラクターたち。
・パズルにはヒントもあるので初心者も安心。
・アドベンチャーゲームと『ピクロス』のみごとな融合。
ノベルパートがメインでパズルがおまけというわけではなく、どちらも面白いという出来になっています。
またパズルに関してもヒント機能などがあるので、パズルが苦手な人も安心してぷれいできるかと思います。
一方、悪かった点は以下のとおりです。
・パズルが多いことで、ストーリーがいちいち中断されてしまう。
・アドベンチャーゲームとしてはストーリーが直線的すぎる。
・チュートリアルがスキップできない。
物語の途中でパズルがちょくちょく挟まってくることで、テンポが悪いと感じる方もいるようですね。
またストーリーによって結末が大きく変わっていくというタイプのゲームではないので、そういうアドベンチャーゲームを望んでいる方には合わないとは思います。
総評
本作は魅力のあるキャラクターやストーリーと、『ピクロス』のようなパズルゲームが組み合わさったカジュアルノベルゲームです。
『ピクロス』自体がそんなに得意じゃないという人でも、ヒント機能などがあるのでなんとかなるでしょう。
「ダンガンロンパ」シリーズや「極限脱出」シリーズのようなキャラクターやノリが好きな人は、本作をプレイすることをおすすめします。
↓次回のレビュー。