『東方ダンマクカグラ ファンタジア・ロスト』クリア!レビュー・評価・感想ーダンマクステージに難あり
「東方Project」のリズムゲーム『東方ダンマクカグラ ファンタジア・ロスト』。
UnknownXが開発し、Alliance Artsによって、2024年2月7日にSteamで配信されました。

ダンマクステージについては賛否両論なところですが、クリアのコツなどについても述べていきます。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
「東方Project」特化のリズムゲーム
本作はいわゆる、音楽に合わせてキーを叩いていくリズムゲームです。
楽曲は「東方Project」がらみのものだけですね。特化した形になっています。
筆者は東方のことはよくわかりませんが、「Bad Apple」とか「チルノのパーフェクトさんすう教室」は『太鼓の達人』など他のリズムゲームで聴いたことがあります
キーですが、4キーと6キーがあります。『DJMAX RESPECT V』など他のリズムゲームに比べると、高レベルでもそれほど難しくはないとは思います。譜面はけっこう素直な形になっていますね。
ただパッドでプレイすると厳しいので、キーボード推奨です。
4キーならパッドでもなんとかなりますが、同時押しもあるので6キーは厳しいですね。
それとキーボードによっては同時押しの数が多いと認識されない場合があるので、このあたりも注意が必要です。

キーはあくまでパッカーション(鈴の音)なので、演奏しているという感じにはならないですね。演奏感は『DJMAX RESPECT V』のほうがいいでしょう。
楽曲ですが、本体で68曲(DLC合わせると218曲)ほどあります。DLCで好きな曲がなければ、とりあえず本体だけでいいとは思います。コラボ曲は無料DLCで配布されています。
楽曲は全体的にアップテンポの曲が多めですね。何曲もやっているとどれも同じ曲に聴こえてくるという問題があります。

生き方としてはあまりよろしくはないとは思いますが、もとがシューティングゲームなのでアップテンポの曲が多いんじゃないかとは思います。
ストーリーモードについて
本作は、好きな楽曲を自由に演奏するフリープレイ以外に、ストーリーモードがあります。
これはノベルゲームのような感じでストーリーが展開されていき、地域ごとにある楽曲をいくつかクリアしていくことで、新たな地域が出現するできるというものです。
ストーリーモードでプレイした楽曲が、フリープレイでアンロックされるという形式ですね。
そのため、ストーリーモードをクリアしないと、フリープレイでつかえる楽曲が限られてしまいます。
ただこのストーリーモードがけっこう長くて、後述するダンマクステージもプレイしなければなりません。
フリープレイでリズムゲームをプレイしたいという人には、いちおうDLCで「本編実装楽曲全開放」が用意されています(495円)。

ただそこまでしなくても、プレイすることで得られる「ユメのしずく」(通貨のようなもの)をつかってアンロックしていくこともできます。面倒な人は「ユメのしずく」を集めるのがいいでしょう。
それとストーリーモードの内容ですが、東方のキャラクターがどんどん出てくるのですが、筆者は人間関係がよくわからないので正直あまり楽しめないというか意味が分からない部分が多かったです。
ストーリーは社会風刺的な内容という感じですね。
ダンマクステージの攻略法
本作が他のリズムゲームと一線を画しているのは、シューティングとリズムゲームを合わせたダンマクステージがあることでしょう。
画面中央で弾幕シューティングゲームをしつつ、画面左右でリズムゲームをするというものです。

高レベルだと普通に無理ゲーだとは思います。左右の譜面とか見ている暇がありませんしね。
それでこのダンマクステージですが、クリアする場合は譜面は無視してもいいので、被弾しないようにステージ最後まで到達することのほうが重要です。
そのためにはパッド推奨です。
左右のリズムについては、同時押しでもいいようなので、適当にそれっぽくガチャガチャ押しておけばいいでしょう。
重要な画面中央のシューティングですが、落ちてくるしずくを取っていけばある程度は弾をかわせます。
ただかわせない場合もあるので、基本的にはしずくを過信せずに普通によけたほうがいいでしょう。シューティングゲームをやっている人からすれば、弾も遅いですしよけるのは難しくありません。
ストーリーモードの最後がダンマクステージなのですが、これも普通に弾をよけたほうがいいとは思います。

あと敵の属性とか成長要素とかブースターアイテムとかありますが、筆者は最後まで無視してプレイしていました。
というか、最後までよく意味がわかりませんでした。ブースターアイテムもいっさい使っていません。
ミタマカードというのがあるのですが、「おすすめ」でおすすめされたものをつかっていただけで、自分ではいっさい考えてつかってません。
キャラクター(チルノ)もずっと固定でつかっていました。
そんな感じの適当プレイですが、普通にクリアできました。ゲーム自体の難易度は低めとは思います。
たまに、地域内のストーリーが終わったのに次の地域が解放されないときがありますが、この場合は解放された地域内でまだクリアしていないステージをクリアするのがいいでしょう。
総評
フリーモードは一般的なリズムゲームと変わりませんが、ストーリーモードはダンマクステージがあるので、これに関して好き嫌いがわかれそうですね。
筆者としては、最初は物珍しさもあって面白かったのですが、難易度が上がると理不尽さしか感じられなくなりました。
そもそも画面左右に流れる譜面と、画面中央の弾幕を同時に対処するというのに無理があるかと。
左右の譜面は覚えないとどうにもなりませんね。

ただ似たようなリズムゲームが多い中で、変化をつけようとしたのはいいこととは思います。