Steamで遊べるおすすめ対戦格闘ゲームーマイナーなものを中心に

ゲーム評価レビュー, 格闘ゲーム

minor kakutou

Steamのおすすめレトロゲームとつづき、今回はおすすめマイナー対戦格闘ゲームです。

そのため『ストリートファイター』シリーズとか『鉄拳』シリーズとかのメジャー作品の紹介はありません

それとおすすめレトロゲームで紹介した『Rage of the Dragons NEO&ブレイカーズコレクション』と『The Rumble Fish 1+ 2』『頂上決戦 最強ファイターズ SNK VS. CAPCOM』も省きます。

これから紹介するゲームはセール時にすごく安くなるので、セール時をねらって買うのがいいでしょう。

安いけど楽しめるニャ。

そんなわけで見ていきましょう。今後気になる作品があれば追加していきます。

 

Steamのおすすめマイナー対戦格闘ゲーム

*タイトル名をクリックするとストアページにとびます。

1:ファントムブレイカー オムニア(2,300円)

XBOX360でリリースされた『ファントムブレイカー』のバージョンアップ版。2013年にリリースされた『ファントムブレイカー エクストラ』がベースになっています。シリーズ作品としては4作目にあたりますね。ちなみに筆者のシリーズ初プレイはXBOX360です。

コマンド入力不要で必殺技を出すことができ、格闘ゲーム初心者でも読み合いを楽しめるというのは、いまでは『スト6』ですら取り入れて一般になっていますが、当時としては斬新でした。戦闘スタイルの切り替え目押しの必要がないコンボなど、初心者がつまずくところを省き、格闘ゲームの面白さを突き詰めた作品になっています。対戦が本当に面白いですね。

2:ファンタジーストライク(無料)

対戦格闘ゲームをカードゲームにした『Yomi』からのスピンアウト作品。前述の『ファントムブレイカー』をさらに簡単にしたようなシステムで、必殺技はボタンひとつで出すことができ、通常攻撃も投げもボタンひとつだけです(キック・パンチや強・中・弱とかもない)。とにかく面倒な操作はないため、キーボードやギターコントローラーでもプレイも可能

『Yomi』でもそうでしたが、本作は格闘ゲームにおける読み合いに重点が置かれているので、必殺技の出し方を覚えたり、覚えても必殺技が出ないみたいな初心者が格闘ゲームを辞める理由ことごとく潰してくれています。誰でもすぐに覚えられるので、ぜひフレンドとプレイしてみていください。基本無料ですが、追加キャラクターはDLCの購入が必要です。

3:バトルファンタジア -Revised Edition-(1,480円)

XBOX360でもリリースされた格闘ゲーム『バトルファンタジア』をPC用に作り直したもの。本作の大きな特徴としては、一般の格闘ゲームには無い「ガチボタン」があることです。これを押すことで攻撃を受け流す(ガチマッチ)ことができるという、いわゆるパリィですね。空中でも使用可能です。

さらに「ガチボタン+前レバー」で敵の攻撃をパリィしつつ反撃のできる「ガチドライブ」があります。ただガチドライブがガードされた場合は隙が大きくなり、手痛い反撃を受けるでしょう。また技によってはディレイをかけられるので、相手のガチマッチを読んでのディレイなど、このガチシステムによる読み合いが本作の面白いところです。もっと流行ってもいいとは思います。

4:恋姫†演武 ~遼来来~(1,200円)

三国志武将を美少女化したアドベンチャーゲーム『恋姫†夢想』からのスピンオフ格闘ゲーム『恋姫†演武』のバージョンアップ版となります。ゲームシステムは案外古典的でシンプルに作られており、ガード後の反撃など差し合い重視じりじりと戦う内容になっています(攻撃連打ダメ、絶対!)。覚えることも少ないので、初心者でもとっつきやすいです。

覚える必要があるのは、相手を崩れ状態にする「崩撃後のコンボですね。長々とつながるものがあるので、それをつかえるようにしておくといいでしょう。オンライン対戦がしたい場合はDLCの「バージョン3」を入れてください。

5:ヤタガラス Enter the Eastward(1,800円)

昔のKOFと『スト3』を合わせたようなスタイルの同人対戦格闘ゲーム『ヤタガラス』の3作目。前作の『ヤタガラス Attack on Cataclysm』もSteamにあります。ゲームシステム自体はかなりオーソドックスな対戦格闘ですが、『バトルファンタジア』のガチボタン的なブロッキングもあり、ゲーム展開はスピーディーです。最近の格闘ゲームよりも、昔のKOFとか好きな人には合う作品とは思います。

6:ブレードストレンジャー(2,050円)

海腹川背』や『ショベルナイト』『洞窟物語』など、さまざまな作品(一般的にはマイナーな作品)から登場キャラクターが集まって戦うお祭りゲーム的対戦格闘。必殺技がボタンで簡単に出せることや、コンボも難しいものを覚える必要がないため(弱攻撃連打で基本技がつながる)、ゲームにとっかかるための敷居が低く、格闘ゲーム初心者でもそれなりに戦えてしまえます。キャラクターゲームとしても良いとは思います。

7:ニトロプラス ブラスターズ(2,050円)

ニトロプラス関連作品のヒロインたちによる格闘ゲーム。直接戦うキャラクター以外に、サポートキャラクターを2人選ぶという形式になっています。『マブカプ』シリーズのようにサポートキャラクターは対戦中に呼び出して、援護攻撃をすることが可能(パートナーブリッツ)。

チェーンコンボだけでなく、パワーゲージ消費からのボタン連打でコンボヴァリアブルラッシュ)が出せたり、またあらゆる攻撃をかき消すバニシングガードバースト(インフィニットブラストもあって最近の格闘ゲームという感じです。

8:FIGHTING EX LAYER(4,800円)

好きな人は好きな「ストリートファイターEX」シリーズ精神的最新作。2D格闘と3D格闘が混ざったようなゲーム感覚です。独特のシステムとして「強氣」(「つよき」ではなく「ごうき」と読む)があり、対戦開始時に5つのパラメータを組み合わせてデッキにするという正直ちょっとめんどいことになっています。対戦中に特定の条件を満たすとそのパラメータが強化され、試合終了まで持続します。このシステムのせいで初心者がとっつきにくい状況になっていますが、遊んでみればそこまで複雑ではありません。アーケードモードは3本先取(変更不可)なので、1プレイが長いのが玉に瑕。変わった格闘ゲームをプレイした人向きです。

9:カオスコード(1,980円)

オーストラリアのシドニーに本社がある台湾のゲーム会社「F K Digital」が開発したジャパニーズアニメスタイルの対戦格闘。開発自体は台湾でおこなわれました。ゲームシステム自体は昔のKOFスタイルで、オーソドックスな形。先行入力OKなのでコンボはつながりやすくなっています。必殺技を超必殺技でキャンセル(カオスキャンセル)することで、超火力コンボを出すことも可能。長いコンボが好きな人には向いている作品です。

10:ミリオンアーサー アルカナブラッド(4,839円)

ミリオンアーサー」シリーズの人気キャラクターが戦う格闘ゲーム。ボタン連打だけでコンボできたり、さらには超必殺技までつなげてくれたりと、初心者でも安心な親切システムになっています。また対戦開始時にサポートキャラクター(31人もいます)を3人選ぶことで、対戦中に補助攻撃をしてくれます(けっこう強力な攻撃が多い)。相手を凍らせたりなどの属性攻撃もあり、また『聖剣伝説3』のリースや『KOF』の八神庵が出てきたりなど、お祭りゲーム的な作品です。

11:Melty Blood Actress Again Current Code(2,480円)

同人ノベルゲーム『月姫』のキャラクターたちが戦う格闘ゲーム。「クレセントムーンスタイル」「フルムーンスタイル」「ハーフムーンスタイル」の3つのスタイルがあり、それぞれ性能が違ってきます。基本的にはコンボゲーなので、システム把握や練習は必要。覚えることはけっこう多めです。原作ファンの人はどうぞ。

ちなみに新作に『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』(FGOキャラ多め)があり、こちらのほうはボタン連打だけで空中コンボをつなげてくれるので初心者にも遊びやすいですが、ちょっと別物感はあります。『メルブラ』をやり込みたい人は本作のほうがいいでしょう。

12:アルカナハート3 LOVEMAX SIXSTARS!!!!!! XTEND(2,980円)

クラウドファンディングで実現した『アルカナハート3』の最終バージョンアップ版。本シリーズの一番の特徴は、空中を自由に飛び回り、敵を追撃するホーミングシステムにあります。これによってスピーディーな展開の対戦が楽しめます。またこのシステムにともない、画面も上下に2画面ある広い構成になっています。

それぞれのキャラクターは対戦開始時に特殊能力を追加するアルカナをつけることができます。投げキャラでも飛び道具持ちのアルカナをつけることで、かならずしも接近が必要にはなりません。このことでキャラ差も小さくなります。コンボもアルカナで変わってくるので、対戦するよりもトレモでコンボ練習しているほうが面白かったりします。

13:Rivals of Aether(3,400円)

いわゆる『スマブラ』型の対戦ゲームですが、1vs1に特化したようなシステムになっています。基本的なシステムは『スマブラ』なのですが、シールドや崖ぶら下がりみたいなのはありません。代わりにパリィがあります。ガン攻めの『スマブラ』という感じの内容ですね。

Steam評価ではいまだに「圧倒的に好評」を誇っていますが、その理由としてはワークショップのコンテンツが豊富という点です。どこかで見たようなキャラクターが無料で使えますし、自分でステージやらルールやらまでいじれますので、遊び方は無限大といえるでしょう。MOD文化に支えられた格闘ゲームです。

それと『スマブラ』に近い形のものでしたら、『デッドセル』などのキャラクターが登場する『Brawlout』がおすすめです。

 

まとめ

今回紹介した作品は、差し合いや読み合いの妙味を重点において、CPU戦より対人戦の面白い作品が中心になっています。

また『Rivals of Aether』といった、日本ではあまり知られていない作品についても取り上げました。PCゲームはMODがつかえるのもよいところですね。

他にも気になる作品があれば追加していきます。