『Total War: WARHAMMER III』レビューと評価・感想ーマルチプレイが充実したシリーズ3作目
「Total War: WARHAMMER」シリーズ3作目『Total War: WARHAMMER III』。
CREATIVE ASSEMBLYが開発し、SEGA, Feral Interactiveによって、2022年2月17日にSteamで配信されました。
筆者は1作目もろくにやり込んでいないタイミングで2が出てからの、さらに3ですしね。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作は「WARHAMMER」の世界を舞台に、「Total War」をプレイするという内容のゲームです。
「Total War」部分は、ぶっちゃけいつもの「Total War」ですね。拠点からユニットを派遣して、敵とぶつかり合えば戦闘といういつもの流れです。「Total War」プレイヤーなら説明書無しでプレイできます。
本作の売りは、やはり多数のユニットがぶつかり合い戦闘部分でしょう。
とくに本作はファンタジー世界を舞台にしているので、モンスターや巨大ユニットが跋扈する派手な戦闘を見ることができます。
ただだんだんと面倒になってきて、最終的には戦闘をスキップしまくりみたいな状態になってしまうのは、「Total War」シリーズの伝統ともいえますね。
シリーズが3作目までテンポよく発売されているのは、やはりシリーズ内でもとくによく売れているからでしょう。
筆者としては「SHOGUN3」を出してほしいところです。
本作は細かいところでいろいろ改良点が加わっていますね。
たとえば外交での領地交換が可能になったことや、全体的にデータが見やすくなったことなど、地味ながら遊びやすくなっています。
また戦闘に市街戦が追加されました。いつものように平地での戦闘ばかりじゃないのが良いですね。その分、敵AIが手ごわくなった感じです。
またマルチプレイは8人まで同時プレイ可能になりました。マルチ好きな人にはかなり良い改善点です。
全体的にマイナーチェンジがほどこされており、シリーズで一番遊びやすくなっていますね。いきなり3からプレイしてしまってもいいかと思います。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「賛否両論(61%、12,055人中)」になっています。
中国からの批判票が多いのですが、それを抜けば好評は80%ぐらいですね。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。ゲーム内容に関するものだけです。
・マルチプレイが充実した。8人まで同時プレイ可能。
・細かいところが改善されて遊びやすい。
・AIが賢くなっている。
・キャンペーンマップが広くて充実。
・勢力が少ない。たぶんDLCで稼ぐつもり。
・勢力バランス悪すぎ。
・全体的にゲームが重い。
良くも悪くも「いつものTotal War」というやつですね。プレイしていて問題ない安心感はあります。
一方で、勢力が少ないことや、バランスが悪いという問題もあります。発売まもないので、このあたりは仕方のない部分でしょう。
総評
これまでのシリーズファンなら問題なく楽しめるかと思います。
これからプレイする方も、3から始めてしまって問題はありません。ストーリーはあってないようなものです。
勢力が少ないのは、今後確実にDLC販売がはじまるからでしょうね。
とりあえずプレイしてみたいという方は、XBOX GAME PASSにもありますので試してみるといいでしょう。