Steam『Farming World』レビューと感想:そこそこライトな農地経営シミュレーションゲーム
農業系のゲームといえば、有名どころだと毎年出ている「Farming Simulator」シリーズなどがありますが、今回『Farming World』はそのような本格的なゲームではありません。
本作はExcaliburによって、2014年5月3日にSteamで配信されました。画面も昔懐かしい2Dタイプで、かなりカジュアルなつくりになっています。
今回は本作のプレイレポートや感想・評価についてお届けします。
まずは土地を手に入れよう
ゲームの目的は、農地で作物を育ててお金を稼ぎ、それをつかってさらに農地を拡大を繰り返す、よくある経営シミュレーションゲームです。
チュートリアルもあるので、それにしたがっていけばだいたいの遊び方が理解できます。
ただチュートリアルはけっこう長いので、面倒だと思ったらさっさとニューゲームでプレイしてしまったほうがいいです。
とりあえずまずすることは、最初にあたえられたお金をつかって土地を手に入れることです。土地がなければなにもできませんしね。
土地の購入は、マウスをドラッグして買いたい土地の広さを決めればOKです。
そのあとで買うか借りるかを選べます。借りたほうが安いので、お金がないうちはレンタルでいいでしょう。
農作物を育てよう
土地を購入したあとは、トラクタをつかって耕していきます。
土地を選択して、耕すを選べばOKです。
そのあとで使用するトラクタを選べます。トラクタも土地同様、買うかレンタルするかを選べます。耕すだけなので、最初はこれもレンタルにしておくのがいいでしょう。あくまで収支バランスとしてプラスが出ればいいので、所有する必要はありません。
それとゲームはリアルタイムで進んでいきます。時間を速めたいばあいは、画面の右上の早送りボタンを押すことで倍速にできます。
土地の開墾がおわったら、こんどは作物を植えます。果物、野菜など様々な種類の農作物が用意されています。ゲームには季節があるので、季節にあったものを育てましょう。
ただ、農作物の種は最初からすべてつかえるわけではありません。画像のようにロックがかかっています。ロックを解除するには、星を集めなければなりません。
星の入手方法ですが、作物がとれたときに畑にころがっています。それを取れば増えます。
いくつかの星を最初から持っているので、それをつかってとりあえずキャベツを解除して種を購入しておきましょう。
種をまくときにもトラクタを使用します。買うかレンタルするかを選択しますが、これもレンタルでじゅうぶんです。
種まきがはじまりました。芽が出るまで時間がかかるので、ゲームスピードを倍速にして時間を進めます。
農作物を売って利益を得よう
次は作物には水をやらなくてはなりませんが、それをするにもお金がかかります。
じっさいの農業もけっこうコストかかりますしね。水道代もバカになりません。
本作では天候の要素もあるので、雨の多い時期なら水やりの回数を減らせます。これで水道代をうまく節約しましょう。
農作物といえば、害虫問題もあります。農薬を買って散布することで解決しましょう。
これも現実問題、難しいものがあります。無農薬で育てるのは容易なことではありません。生産量と管理コストを優先しましょう。
作物が育ったら収穫します。収穫するにもお金が必要です。とにかくなにをするにもコストがかかります。
収穫したものは市場で売ることができます。これまでの損失を一気に取り返すことのできます。ただ値段は変動制です。高い時期に売るよう設定することも可能です。
本作では依頼に応じた作物を育て、それを提供するというクエスト的なものもあります。目的もなく作物を育てるよりも、クエストを引き受けたほうがいいかもしれません。
また牛や鶏などを飼って、肉やミルク、卵を手入れたりする要素もあります。
まとめ
本作のSteam評価はあまりよくないです。他の農業シミュレーションと比べるとだいぶカジュアルになっており、そういうのを期待すると物足りないかもしれません。
しかしゲーム自体は遊びやすく、作物の種類も多いので、農業シミュレーション初心者には適しているとは思います。
手軽な農業ゲームをまったりやりたいというユーザーにはいいかもしれません。日本語はサポートされていませんが、単語がわかればなんとなく遊べるかと思います。