Steam版『The Complex』評価は「非常に好評」:日本語対応された実写インタラクティブSFアドベンチャー【新作レビュー】
生物兵器をテーマにした実写によるインタラクティブSFアドベンチャーゲーム『The Complex』。 Wales Interactiveによって、2020年3月31日にSteamで配信されました。日本語に対応しています。
レーザーディスクとか光学メディアが売り出されたころにはけっこうありましたけど、最近は本当に少なくなりましたね。人を使ったり、舞台を作ったりでコストがかかるからかもしれませんね。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。前回のレビュー記事は以下のリンクから。
どんなゲーム?
本作は実写映画として作られていますが、ストーリー中に選択肢が現れ、その選択によってストーリーが展開していきます。
本作のストーリーですが、ロンドンが大規模な生物兵器攻撃を受け、科学者である主人公たちは研究室に閉じ込められてしまいます。脚本は『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』でエミー賞を受賞した執筆チームの一人、リン・レニー・マキシーが担当しているとのことです。
ゲームのエンディングですが、ぜんぶで8種類(+1)あるとのこと。自分で結末を作ることのできる映画といえるでしょう。
SFスリラーなのでビックリシーンもあるため、ホラーなどが苦手な人は注意してください。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(85%、81人中)」になっています。
本作の良かった点については以下のとおりです。
・映画を楽しんでいるような臨場感。
・役者の演技がすばらしい。
・非常によくできたストーリー。
・音楽がクール。
とくにストーリーと演技の良さが好評を博していましたね。
一方、悪かった点については以下のとおりです。
・意味のない選択肢がある(どっちを選んでもおなじシーン)。
・リプレイが面倒。
アドベンチャーゲーム自体、2周目以降は同じシーンを何度も見せられることになりますし、構造上仕方がないかと思います。
全体的には好評な作品です。
総評
本作は自分でストーリーを選択していくことのできるインタラクティブムービーです。
ストーリーや役者の演技などもすばらしく、実写系のゲームが好きな人なら満足できる作りになっているでしょう。
実写ゲーム自体がけっこう貴重なので、今後もこういう作品が増えていけばと思います。
↓次回のレビュー記事。