『CK3』初心者講座#1ーゲームコンセプトと本体の種類をわかりやすく解説|Crusader Kings III
Paradox Interactiveの「Crusader Kings」シリーズ最新作『Crusader Kings III(CK3)』のSteamでの予約受付が始まりました。発表されている配信日は2020年9月1日ですが、Steamでの表記は2020年9月2日です。日本と海外で時間のずれがあるからでしょう。
そうですね。今回は「CK3初心者講座」の第1回目として、ゲーム内容と価格や買い方、配信される種類についてお届けします。
ゲームの内容について
本作は中世の封建社会を舞台にしたストラテジーゲームです。
ただプレイヤーが担当するのは国家ではなく、その中に存在する封建領主の人生をプレイすることになります。
そのためゲームの目的も国家の繁栄ではなく、一族の繁栄になります。跡継ぎができず、一族が途絶えてしまった時点でゲームオーバーとなってしまいます。
国の運営も、「領土はぜんぶ自分のもの」というわけにはいきません。
直轄地にできる領土にはかぎりがあり、それをオーバーしてしまうと封臣たちが不満を持ち始めます。ばあいによっては、反乱が起こることもあるでしょう。
また軍隊についても、自分の直轄地から兵を出すだけでなく、封臣の領土から兵を借りることもできますが、長く借りれば借りるほど封臣から不満を持たれてしまいます。
それ以外にも子育てや跡継ぎの問題など、日常にかかわるイベントも頻発して、それに対処しなければなりません。
前作の『Crusader Kings II(CK2)』ではこれらイベントを増やしたりするDLCが多数配信されています。本体だけでなくDLCも無料配信されているものがあるので、チェックしてみるといいでしょう。
でも長く遊ぶと、おなじイベントばっかりになってくるのが困りものなんですけどね。DLCでどんどんイベントを補っていかないと飽きやすいという点は否めません。
『CK3』においても『CK2』のシステムは踏襲されいますが、DLC無しで最初からインドあたりまでのマップが入っているようです。『CK2』のときはDLC「Rajas of India」を導入しなければなりませんでした。
またプレイ開始時に5つのライフスタイルから1つを選ぶ形になっています。RPGの職業のような形になっていて、それぞれに固有のスキルツリーが存在しています。経験値を稼ぐことによって、これらをアンロックしていきます。
またこれらのスキル(パーク)や能力値がイベントに影響をあたえるため、リプレイ性が高まった内容になるそうです。
基本的にParadoxのゲームはわかりづらいですから、初プレイの人には取っつきにくくはありますね。ただ1つでもParadoxゲームをやったことがあれば、基本的にはだいたいおなじなので、習得は速いとは思います。
価格と種類
今回販売される『CK3』には、以下の2種類があります。
・通常版:5,150円(49.99ドル)
・Royal Edition:7,850円(74.99ドル)
通常版は本体のみで、「Royal Edition」には拡張パックのシーズンパスがついてきます。シーズンパスには以下のものがあります。
・Fashion of the Abbasid Court:アッバース朝(というか中東と北アフリカ)の宮廷コスチューム。
・First Flavor Pack:フレーバーDLCの第1弾。
・The First Major Expansion:大型DLCの第1弾。
・Second Flavor Pack:フレーバーDLCの第2弾。
「Royal Edition」は通常版に+2700円の価格ですから、それを考えるとぶっちゃけたいして安くなっていない気はしますね。
さらに予約ボーナスとして、通常版・Royal Editionともに「Garments Of The Holy Roman Empire」という、中央ヨーロッパのコスチュームコレクションもついてきます。
そういうことになりますね。あとでDLCで購入することができるとは思いますが。
今回、予約による割引はいっさい無しです。そのため予約ボーナスが必要なければ、評価が出てからゆっくり買ってもいいでしょう。
購入はSteam以外でも、Paradoxのストアからおこなうことができます。しかしおなじように割引は無しですし、けっきょくSteamキーをもらうことになるので、Steamで購入するのが一番面倒がないかと思います。
【追記】Humbleストアで売られているRoyal Editionは、10%引きで67.49ドルです。為替にもよりますが、ためしにペイパルを通して日本円価格を見てみたら7,641円でした。200円ぐらい安いです。ただSteamのばあいは返品ができますので、絶対に返品しない自身があるならHumbleストアで購入するのもありだとは思います。
それと言語についてですが、日本語はありません。ただ中国語 (簡体字) はありますので、MODによる日本語化自体はできるかと思います。
まとめ
予約は始まりましたが、前述したように早期購入による割引はいっさい無しです。
予約して購入するべきかどうかは、予約ボーナスの「Garments Of The Holy Roman Empire」が欲しいかどうかの差になってくるでしょう。どちらにしろ、あとでDLCで購入することはできると思います。
それと今後もDLCを惰性で買い続けるという筆者のようなユーザーは、最初から「Royal Edition」を選んだほうがいいでしょう。ただ、大型DLCは第1弾のみしか手に入らず、それ以降は個別に買う形になります。
まあ、いまParadoxゲームのセールをSteamでやっていますし、『CK2』をあまりプレイしたことがなければ、そちらをプレイしたほうがコストパフォーマンス的にはいいとは思いますね。MODもたくさんあるので長く遊べます。遊び尽くしたころには『CK3』も安くなっているとは思います。
他のParadoxゲーム情報についてはこちらのリンクを参照してください。【追記】CK3初心者講座の次回と、本記事の動画版「猫と学ぶCK3初心者講座#1」できました。