「Talisman」の拡張「The Firelands Expansion」のレビューと感想・評価【ファンタジーボードゲーム】
ボードゲーム「Talisman」についての紹介記事はこちら。
このボードゲームには拡張セットが多く、今回紹介する「The Firelands Expansion」は第８弾。
Steamで販売されているのDLCとしては現時点で最新のものです。
基本＋今回の拡張の組み合わせで遊んでみましたが、かなりプレイ感覚が変わります。
拡張のタイトルどおり、テーマとなるのは「火」です。
土地が燃やされたり、カードが燃やされたりして、難易度がかなり上がります。
火のついた土地にはトークンがおかれ、そこに踏みこんだ状態でターンを終えると体力-1。
火はどんどんボード上のあっちこっちに広がっていって、最終的にはどこへ行っても火だらけになってしまってプレイヤーキャラがどんどん死にます。
プレイヤー同士で争っている余裕がほとんどありません。
盤面を拡張する「」や「」がないと逃げ場がなくなってどうにもならない状態です。
新要素としては、仲間に石工がいれば、廃墟になってしまった建物の修復や、お金を払って教会などを新たに立てたりすることができるようになりました。
ただ施設は他のプレイヤーもつかうことができるので、競争相手のために献身的にそのようなことをするかどうかは、けっこうなやみどころです。
追加された新カードに登場する敵も強く、しかも盤面上に存在する仲間や火の数によってさらに攻撃力が増加します。上級者向けの拡張といった感じです。
まだTalismanを始めたばかりという人や、プレイヤー同士のバトルを重視したい場合、この拡張は避けたほうがいい気がします。
ぎゃくにぬるい展開に飽きてきたプレイヤーや、Talismanを遊びなれたプレイヤー同士でプレイする分には刺激のある展開が多くていいのではないかと。
ちなみに初回プレイでは、４人いるプレイヤーが全滅しました。
次回は「The City Expansion」や「The Highland Expansion」あたりを加えてやってみようと思います。