『行方不明(Missing Children)』レビューと評価・感想:チラズアートの新作ショートホラー|Steam

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チラズアートの新作ショートホラーゲーム『行方不明(Missing Children)』が、2020年6月12日にSteamで配信されました。

だんだんとグラフィックが良くなっているニャ。

前作の『怨霊』で、だいぶグラフィックが向上していますね。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。

 

どんなゲーム?

いつもながらの短いホラーゲームです。スタイルが確立されてきてますね。

本作の主人公はいじめを捜査する探偵です。それでタイトルどおり、行方不明となってしまった子どもを探し出すのが目的となっています。

短いゲームですし、ネタバレするわけにもいかないのですが、エンディングはマルチエンディング方式で、グッドとバッドの2種類あります。

ゲーム時間は、2時間もあればコンプリートできるとは思います。

本当にあいかわらず短いニャ。

しかし最近は忙しい人が多く、ゲームに避ける時間はどんどん少なくなってきています。

大ボリュームゲームよりも、このようなショートゲームのほうがこれから流行っていくかもしれませんね。

それと過去作に比べてのホラーの度合いですが、そこまで怖くはないかなというのが感想です。

あくまで「ホラー要素のあるゲーム」といった感じで、驚かす気満々といったたぐいのものではありません。

精神的にくる和製ホラーといったところです。

 

ユーザーの評価

Steamでの評価は「好評(100%、12人中)」となっています。まだレビュー人数は少ないですが、不評は無い状態ですね。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。レビューがそんなにないので、筆者の意見も交えています。

良かった点

・いつもながらゲームの雰囲気がいい。

・過去作に比べてプレイしやすく、よりカジュアル向けになった。

・値段が安く、忙しい人にはゲームをクリアしたという達成感もあってよい。

・ストーリーが良い。

悪かった点

・視界が狭い。

・ゲームオプションを充実させてほしい。

・エンドロールが長い。

・過去作と比べると、内容があっさりしすぎている。

海外ファンも多くついてきたチラズアート作品ですが、本作でも海外のレビュアーが多く見られます。和風ホラーですが、海外で受け入れられるのはいいですね。

「過去作に比べてあっさりしている」というのは、たしかにそんな感じはありました。カジュアル寄りになってきたことから、コア向けの重さはなくなってきた気はします。

 

総評

本作は良い意味での、いつものチラズアート作品といった感じの内容です。

ただユーザーに寄り添う形になったのか、カジュアル化が進んで遊びやすくはなっています。

ホラーというほどではありませんが、「不気味さ」というが作品全体に漂っていて、これが良い雰囲気を出しています。

ゆっくりと精神に来る不気味なホラーゲームを遊びたければ、ぜひとも本作を試してみてください。値段も安く、気軽に買えるのもいいですね。

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