Steam版『ブイブイブイテューヌ』レビューと評価・感想ーVtuberに焦点を当てた作品ながらも、キャラの強さバランスに問題あり
Vアイドルが活躍する「ネプテューヌ」シリーズのスピンオフ的作品『ブイブイブイテューヌ』。
Idea Factory, Compile Heartが開発し、Idea Factory Internationalによって2021年3月30日にSteamで配信されました。PS4でも発売されています。
しばらく放置していたのですが、最近やっとクリアしたので記事にしました。ゲームシステムというか、キャラの強弱が大きすぎて、最終的にネプテューヌしか使ってないような状態になってしまっていましたね。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作はVtuber(Vアイドル)に焦点を当てた、「ネプテューヌ」シリーズの最新作です。
惑星EMOが、「アンチ」という侵略者(そのまんまですね)によって終わりを迎えようとしているのを、ネプチューヌたちやVアイドルたちが救うというストーリーです。
これまではゲーム業界でしたが、今回はVtuber業界になっていますね。
ゲームシステムですが、女神側のいつもの4人(ネプチューヌ、ノワール、ベール、ブラン)と、Vアイドル(誰を出すかはプレイヤーが選択)を切り替えて戦うことのできるアクションゲームです。
女神側は銃を使った射撃で敵を倒します。敵をロックオンできるので、エイムが苦手な人も問題なくプレイできるでしょう。
Vアイドル側は、「無双」シリーズのように、接近戦での戦いになりますね。これが問題で、ゲーム前半はまだいいのですが、中盤から後半にかけては接近戦だと死にやすくなります。モーションの硬直も大きく、キャンセルして避けるということもできません。
一方の女神側は、敵のまわりをぐるぐるまわりながらの射撃で、ダメージをおさえることができます。場合によってはボスでもノーダメージでいけますね。
さらにいうと、女神の4人も能力差があり、弾速が速くて撃ち続けられるネプテューヌが強いですね。次点でベールでしょうか。ノワールとブランはちょっとつかいづらいです。
しかも能力を上げるのにVキューブというものを装備するのですが、女神側はHPが共通になっているので、HPアップのVキューブを控えメンバーに装備させ、ネプチューヌには攻撃力の上がるVキューブをガン積みしておけば、高火力かつHPも十分というキャラが出来上がります。
そのため、ゲーム自体は難度が低く、クリアするのは問題ないでしょう。10時間もあればクリアできてしまいますね。
マップが立体的で少々複雑なのと、フリーズしやすいというのもあるので、セーブはこまめにしておいたほうがいいかと思います。
面白くないわけではないのですが、あくまでファンアイテムや、Vtuberに興味のある人用のゲームという感じでした。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「賛否両論(53%、206人中)」になっています。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・キャラクターデザインが可愛い。
・アクション苦手だけど、とりあえずクリアできるので助かる。
・好きなVtuberが出ているので嬉しい。
・ネプテューヌたちが出ていればそれでOK。
・マップがわかりづらい。立体構造がうざい。
・けっきょくネプテューヌでぐるぐるまわって撃ってるだけのゲームになる。
・VTuberに興味がないので、あまり楽しめなかった。
・あくまでキャラクターゲーム。ゲーム性には期待しないほうがいい。
やはり「基本的にはキャラクターゲーム」と割り切ってプレイするかどうかですね。
Vアイドル側をもう少し戦いやすくしてくれればいいのですが、やはり遠くから撃ってるほうが強いのは否めません。
それにVアイドルの2人組だと、コントロールしていないほうの仲間がいつの間にか死んでいるということが多々あるので、プレイヤースキルだけでどうにかなるレベルではない気もしますね。
総評
あくまでキャラクターゲームかなというのが感想です。
ゲーム自体はサクッとクリアできるので、クリアしたという満足感は得られるかと思います。逆にいえば、ボリュームは少なめですね。
もっとキャラクター間の強さを調整してくれれば、いろいろな楽しみ方はあったかなとは感じましたね。
とりあえずネプテューヌファンやVtuberに興味のある方はプレイしてみてもいいのではないかと思います。