『ステラリス』DLC「Shadows of the Shroud」リリース！内容について

2025年9月25日ParadoxゲームStellaris, シミュレーション

『ステラリス』のDLC「Shadows of the Shroud」。Paradox Development Studio, Abrakamが開発し、Paradox Interactiveによって2025年9月22日にリリースされました。

超能力系な内容なのニャ。

「アセンション物語三部作」（他は「Machine Age」「BioGenesis」）の最終章ですね。とりあえず見ていきましょう。

1. DLC「Shadows of the Shroud」リリース！
- 1.1. DLCの内容
- 1.2. 国是

DLC「Shadows of the Shroud」リリース！

『Stellaris』コミュニティの皆さん！

『Stellaris: Season 09』の第2弾、『Shadows of the Shroud』がついにリリースされました！

この現実は、揺れ動く巨大な網を織りなす、たった一本の糸にすぎない。『Shadows of the Shroud』において、帝国は物質界を超え、古代の力に同調し、時を越えた存在と取引を交わす。

サイオニック・オーラは波紋のように広がり、星系を歪め、運命を作り変えていく。マインドウォーデンたちがサイオニックの汚染と静かな戦いを繰り広げる一方、シュラウドに棲まうパトロンたちは苛烈な要求と引き換えに、豪奢な贈り物を提示してくる。

シュラウドに深く潜り込めば込むほど、その生還も困難になるだろう。『Machine Age』で始まり『BioGenesis』で深化した旅路は、『Shadows of the Shroud』において戦慄すべき啓示を迎える。

今、そのヴェールが破られる——

ちょっと何言ってるかわからないのニャ。

まあ、固有名詞バリバリですしね。とりあえず続けていきます。

DLCの内容

DLC『Shadows of the Shroud』の内容は以下のとおりです。

超能力アセンション（『Utopia』でも利用可能）
新しい3つの起源：
- 終焉をもたらすもの
- マインドウォーデン
- シュラウド改変型
「シュラウド改変型」は、この起源でのプレイ中にゲシュタルト機械知性の統治形態にアクセス可能
新しい6つの国是
- 選ばれし民／選ばれし幹部陣／選ばれし群れ／使徒のネットワーク
- エントロピー・ドリンカーズ／ヴァンパイア企業／寄生カースト／エネルギー抽出機
- 実験刑／司法的研究開発／是正意識
- 秘密結社／影響力ある企業連合
- 迷信的信仰／占星企業／ゾディアック・ネクサス／パターン・ファインダー
- タンク漬けの命／企業シンクタンク
「超能力アセンション」の状況を強化し、最終的に高度な超能力政治体制を実現
シュラウドそのものを探求する「行動」、「協定」、「試練」、「契約」などの新要素
サイオニック・オーラとシール
シュラウドで遭遇する新たなパトロンや存在、そしてこれまで知り合った異星人の拡張コンテンツ
「円環の終わり」の拡張
新しい超能力種族の特性
潜在的超能力が解放された際の内なる変化を映し出す超能力ポートレート
新しい2つの艦船セット
- マインドウォーデン
- 超能力
その他超能力外交ルーム、都市セット、アドバイザー、サウンドトラックなど

『Shadows of the Shroud』は単体でも、『Stellaris: Season 09』の一部としても、今すぐ入手可能です！

開発日記を見逃したという方は、以下をぜひチェックしてみてください！

超能力アセンション

『Shadows of the Shroud』は、『Stellaris』におけるアセンションパスを再構築した、「アセンション物語三部作」を締めくくるDLCです。

超能力アセンションには超能力伝統ツリーの完成が必要で、これはアセンションパーク「物質を超越する精神」を習得し、テクノロジー「超能力理論」を研究することでアンロックされます。

超能力アセンションも他のアセンション同様、いくつかの異なるアプローチを持つ「状況」として始まり、プレイヤーは帝国がアセンションにどう取り組むかを選択できるほか、アセンションが帝国にもたらす影響を描くイベントも発生します。

超能力アセンションを完了すると、「シュラウド」タブへのアクセスが可能になります。円に囲まれた各セクションはシュラウドのパトロンの異なる領域を表し、シュラウド内での帝国の位置はそれぞれのパトロンとの同調の度合いを示しています。

そして、帝国の「現実世界」での行動は、シュラウドにおける位置に影響を与える可能性があります。

シュラウドへの探求

最初のシュラウド探求は未知そのものであり、テレパスたちに多大な負担が生じます。再挑戦できるだけの十分なサイオニック・エネルギーが回復するまでには数年を要するかもしれません。

最初の探求では、4大パトロンの「世界を喰らうもの」、「欲望の道具」、「螺旋の作曲者」、そして『Shadows of the Shroud』で新たに登場する「魂のゆりかご」のいずれかが接触してきます。

『Shadows of the Shroud』には8の小パトロンも登場し、その半分はプレイ中のシュラウド内での位置に応じて遭遇します。

各大パトロンには「試練」、すなわち彼らが達成を望むタスクが設定されており、その達成によって同調度が高まります。

さらに、大パトロンにはそれぞれポジティブな行動とネガティブな行動があり、それによってそのパトロンの領域に対する同調の度合いが増減するとともにシュラウド内の帝国の位置も変化します。使節を派遣し、シュラウド内の大パトロンとの同調を高めることもできます。

特定の領域に同調すると超能力協定が付与されます。これは基本的にその領域を習熟することで得られる受動的な効果です。

さらに、パトロンへの奉仕をより積極的に望む者には、「契約の力」という能動的な効果が存在します。大パトロンと契約を結べば、そのパトロンの能動的な契約の力の2つがアンロックされます。

ただしシュラウドで自らの道を切り開きたい場合は、各大パトロンの契約の力のうち最初の1つを、適切な同調によってアンロックすることができます。

サイオニック・オーラ

ある領域との同調を一定水準まで高めた帝国は「協定」をアンロックするだけでなく、テクノロジー「サイオニック・オーラ」の利用も可能です。

これによってシュラウドの力の一部が物質世界へと漏れ出し、超能力者が集中している場所から放射されるようになります。このオーラは帝国や同盟国に恩恵を与えると同時に敵を妨害します。

存在と契約を結んでいない場合、帝国のオーラは最も同調している領域の性質を反映します。ただし、シュラウド内を積極的に移動していても、この変化は月に1回以上は発生しません。

いずれかの存在と契約を結ぶか、すべての契約を拒んで自らの道を切り開くと、サイオニック・オーラ強化の研究が可能になります。

これにより、オーラは成長し、他の星系にまで広がるようになります。2つのオーラが衝突すると、より強力なオーラが弱い方を侵食し、最終的にそれを支配します。

マインドウォーデン中立機構

シュラウドへの強い反感を原動力とするこの組織は、超能力の強大な影響を打ち消すためのサービスとテクノロジーを提供しています。

その使命は、シュラウドの脅威とその悪影響を広めるすべての存在から銀河を守ることです。彼らは侵略されることのない自由な精神と、超能力から強固に守られた銀河を理念として掲げています。

帝国が影響を受けていなければ、マインドウォーデンはさまざまなサービスを提供してくれます。彼らは新顔に喜んでエーテルの危険性を警告し、犯罪を抑制するための「思考警察」によるサービスを提供して、既知の脅威に対して標的型の襲撃を行うこともできます（これは一見するとマローダーに似ていますが、より強い目的意識と意図をもって行われるものです）。また、寄付されたズィロを喜んで処分してくれます。

マインドウォーデンの信頼を得ると、10年間の艦船維持費の削減、サイオニックの敵に特化したウォーデン侵攻軍の雇用、さらには評議会で「思考の監視者」として活動できるマインドウォーデン評議員の派遣など、彼らの兵站支援の利用も可能になります。

しかし、マインドウォーデン最大の発明の一つは「シュラウド・シール」です。このシールはサイオニック・オーラの力を吸い取り、徐々に弱めていきます。

シュラウド・シールは配置された星系と隣接星系を封じ込めますが、その力を高められる遺物が存在するという噂もあります。サイオニック・オーラの悪しき影響があなたの領域を脅かす場合は、マインドウォーデンはその悪しき影響に対抗する手段を提供してくれます。

起源

起源「マインドウォーデン」 – 異界の脅威に積極的に立ち向かいたいなら、困難を伴う起源「マインドウォーデン」がお勧めです。シュラウドの危険は数が多いだけでなく、残念ながら身近に存在しています。夢見る者のオーラが放つ恐るべき「サイオニック放射」は、帝国の母星近傍の多くの星系を汚染しています。

あなたはこの脅威と、それに対抗する方法を学ばなければなりません。幸い、あなたの祖先はかつて精神汚染を克服し、民を守るための古代のウォードを遺してくれました。

この脅威を封じ、帝国の精神的な安全を確保できれば、艦隊を送り出して最初のマインドウォーデンの包領を設立できるようになります。帝国は彼らと特別な関係を築き、中立機構が通常提供するサービスを受けるほか、傭兵中立機構とそのパトロンとの関係に似た結びつきを持つことになります。

起源「終焉をもたらすもの」 – 「終焉をもたらすもの」は挑戦的かつ破滅を宿命づけられた起源です。謎の災厄によって隣接する惑星が「シュラウドの惑星」になって以来、あなたの民は不吉な予感と募るパラノイアに呪われてきました。

終焉をもたらすものはやがて、そのシュラウドの惑星で考古学調査地点を発見します。そこから大した答えは得られませんが、あなたは暗黒のパトロンに導かれることになります。

狂気に取りつかれた終末カルトとなったあなたの超能力アセンションの旅は、通常の道筋とはやや異なります。超能力アセンションの追求にアセンションパークは必要ありません。この決断は、遥か昔にすでに下されているからです。シュラウドへ入る方法も通常とは少し異なります。それはあなたがすでに選ばれた存在だからです。

契約を結ぶと、通常のシュラウドUIは時を刻む時計に変わり、物語の終焉へ向けたカウントダウンが始まります。円環が進むにつれて、あなたはより多くの契約の力を獲得します。この中には時間稼ぎをするためのものも含まれます。

ただし状況「円環の終わり」の進行度を減らすパワーは、ゲーム中に一度しか使えません。「終焉」は忍耐強い一方で、容赦なく迫ってくるのです。

起源「シュラウド改変型」 – 起源「シュラウド改変型」では、「傀儡の開眼者」として知られるシュラウドの存在の注意を引いた、ゲシュタルト機械知性の物語が描かれます。逸脱したドローンたちの制御を取り戻すか、それとも傀儡の開眼者の贈り物を受け入れるか——

どちらの道にもそれ独自の利点と欠点があります。気まぐれで異様な存在の祝福を拒むことには明らかなリスクがありますが、受け入れることも同じくらい危険かもしれません。帝国内の力の均衡は、状況「シュラウドによる改変」に反映されます。

国是

迷信的信仰 – この国是を保持する帝国では、幸運と不運が13年周期で訪れると信じられています。国是「迷信的信仰」は、他の文明は見いだせないパターンを見つけ、予言、数秘術、天文学などを駆使して、幸運を確実なものにしようとする文明を特徴づけます。また、彼らは占いの技術を探査に応用する布告「ギャラクティック・ダウジング」を用いて、帝国に実際的な利益をもたらすこともできます。

実験刑 – 「実験的テスト」状況を利用できるようになります。この状況では、物理学、社会学、工学のいずれかの研究分野への注力を選択でき、完了すると対応するテクノロジーが進捗します。被験者の一部は失われますが、新たな被験者を確保するのは容易です。

国是「タンク漬けの命」 – タンク漬けの社会では、POPは特殊な培養液で満たされた保護タンクから出ることができません。彼らは補助装置に強く依存しており、肉体を使う作業に直接従事するのは困難です。農業などの地方職は初期から自動化されます（ただし、最初は真の自動化よりも効率は低くなります）が、自動化関連のテクノロジーをアンロックすることで、このペナルティは徐々に解消されます。

エントロピー・ドリンカーズ – 「エントロピー・ドリンカーズ」は、民衆から帝国リーダーへ生命エネルギーを移すことが可能になる国是です。この国是を保持する帝国は、布告によってさらに民衆の生命エネルギーを吸い取り、リーダーを強化できます。「意志の集結」布告には統合力とズィロの両方の維持費がかかります。また、多くのエネルギー隷属体を保持していると、これらの布告によるPOPの成長速度のペナルティが軽減されます。

秘密結社 – 接触を確立した際にその正体が明らかになる謎めいた派閥で、それぞれが通常の派閥とは大きく異なる優先事項によって動いています。さらに秘密結社は、新たな外交行動として「代理戦争」が利用可能で、標的の帝国に対して十分な浸透度や信頼度があれば、二つの帝国間に代理戦争を引き起こせます（「代理戦争」は『Nemesis』と『Shadows of the Shroud』をお持ちの場合は「策略」伝統ツリーからもアンロック可能です）。

選ばれし民 – 選んだ大パトロンと素早く協定を結ぶための近道となる国是です。あなたの民を選んだ大パトロンを選択し、そのパトロンとの同調を獲得し、最初の協定から始めることができます。シュラウドの生来のつながりによってシュラウドUIを閲覧することはできますが、超能力アセンションを進めるまではシュラウドに潜入できません。選ばれしパトロンとの同調を先行させることができますが、そのパトロンとの契約は必須ではありません。ただし、その場合は自らの道を切り拓いてシュラウドに進むことはできなくなります。